シランの花

シラン(紫蘭)

「和風」に憧れたことがあります。玄関が格子の引き戸だったり、(今は物置と化した)床の間があったりするのはその名残です。庭ももちろん和風の植物を選んで植えていました。塀を造らず4つ目垣にして朝顔を巻きつかせたりして、幼子がいる20代の夫婦が暮らす家にしては渋い趣味でした(過去形)。シランも「和」の演出のために植えれらたものです。本当はシャガの花を探していたのですが、なかなか出会いがなく、そのうち植木市でシランに会い、まあ似たようなものだから(あくまで気分的に)と 私の庭の花となりました。 日本原産の花だけに、我が家の庭でもよく育ち、年々株が増え続け、とうとう秋明菊を脅かすようになりました。大きな声ではいえませんが、お気に入りの花とそうでもない花というのがありまして、シランにはすこしおとなしくしてもらおうと、鉢にあげて育てることにしました。
朝日新聞の「花おりおり」でシランが紹介され、野生のシランは絶滅危惧種に指定されていると知りました。珍しくもない花だからと邪険にしたことを反省し、ひと鉢だけ地面に戻しました。今度は南天の側です。ここならお互いよきライバルになることでしょう。 GALLERY  次の花

日本原産のラン科の植物。特別な手入れをしなくてもよく育ちます。冬は地上部が枯れます。全くの日陰よりもやや明るいところのほうが花つきがいいようです。お料理の盛り付けに葉っぱが欲しいな、でもハランでは大きいし クマザサなんてないし・・・そんな時にも使えます。