タイの楽器


コンウォンヤイ

この楽器はモン族の楽器から取り入れられたものであると考えられています。20〜30cmほどの出入りする隙間をあけて円状に曲げた籐で作られた台座の上に、こぶ付きゴングをつるしたものです。
 外側は円の横が約125cm、縦が約100cm、高さは約25cmあります。
ゴングは左側の低い音から順に高い音の方へ16個吊るされ動物の皮もしくは木で作られたバチで叩きます。
この楽器はアンサンブルの基礎であり、定旋律を演奏します。
タイ古典音楽を演奏する者は必ずこの楽器の旋律を記憶しその定旋律から各楽器の旋律線をアレンジします。

コンウォンレック

この楽器はラーマ3世時代(1824〜1854)に作られた楽器で、形状はコンウォンヤイと全く変わりません。サイズは横が約111cm、縦が約95cmで高さは約20cmであります。ゴングは全部で18個吊るされており、バチはコンウォンヤイ同様動物の皮もしくは木で作られたものを使用します。

チン

直径は6〜6.5センチの対で使われる円形のシンバルで、このサイズのチンはピーパートアンサンブルに用いられます。チンはタイ古典音楽の中では指揮者の役割を持つ楽器です。この楽器は「チン」という音と「チャっプ」という2種類の音を使い分けます。強拍の部分で「チャップ」を鳴らします。


ラナ-トエ-ク

この楽器は拍子木であるクラップから発展したとされている旋律打楽器です。元はクメールもしくはカンボジアから入ってきたと考えられています。音程は鍵盤の下部の両端に付けられた蜜蝋と鉛の混合物を溶かして取り付け調節します。元々鍵盤部分は竹で作られていましたが、後にチークなどの硬木が使われるようになりました。鍵盤は21〜22あり、楽器全体の長さは約120cmです。この種の楽器はジャワ、モン(北タイのランプーンの地にあったモン族の国)、ミャンマーにもありミャンマーではパッタラーと呼ばれています。この楽器はアンサンブルの中ではリーダー的は存在です。


ラナ-トトゥム

ラナートエークより派生し、ラーマ3世時代(1824〜1854)に作られた楽器で、ラナートエークより低い音がでます。鍵盤のサイズも全体的にラナートエークより大きく全体の長さは約124cm、幅22cmで鍵盤は17〜18個あります。アンサンブルの中でこの楽器はスキップや休符を多用し、旋律を面白くする道化師的な役割を持っています。


チャケ-

チャケーは主にクワの木から作られており全長約53cm、幅約25cmで5本の足で支えられています。弦は3本張られ高音の2本は昔絹糸が張られていましたが現在ではほとんどナイロン弦が使われています。低音の1本は針金が使われており和音の低音部に使われます。独特の「サワリ」の音を出すために「ネー」と呼ばれる竹片を差し込みます。


キム

もともと中国から伝わった陽琴がタイで使われるようになったもので正式にはタイのアンサンブルの中には使われない楽器です。しかしその音色の美しさからタイの人々に好まれホテルなどでもよく演奏されている楽器です。


クロ-ンケ-ク

この楽器は元はインドネシア諸国の楽器が取り入れられたものであると考えられています。両面に張られた皮は2cmほどの皮の紐で引っ張られています。この太鼓はたいがい対で使われ一人ひとつずつ持って演奏します。      


クルイ


7つの穴をあけた縦笛です。循環呼吸によって演奏します。
クルイには「クルイリーップ」「クルイビアンオー」「クルイウー」の3種類があり、それぞれ音の高さが異なります。クルアンサーイアンサンブル、マホーリーアンサンブル、ピパートマイヌアム、ピパートドゥクダムバンなどに使われます。


クラッププアン 


薄い木の板、もしくは象牙と真鍮の金属片とを交互にはさんでいき、二つあけられたにひもを通してまとめたリズム楽器です。上部は開くので楽器を片手にもち、もう一方手 の平にうちつけて音を出します。

タポ-ン


この楽器はチーク材もしくはカヌン(波羅蜜)の木から作られます。大きい方の面は
「ナーテン」と呼び、直系約25cmあります。こちらの面にはお米とココナツの灰を混
ぜたオモリをつけて音を調節します。小さい方の面は「ナーマッド」と呼び直系約22cmです。全体の長さは約48cmで全体を皮のひもでひっぱっています。
この楽器はタイの楽器の中で神が宿っている最も神聖な楽器とされ、決して足と同じ高さにおくことがないように台座の上にのせてあります。


チャ-プ

チンと同じく金属で作られたリズム楽器です。チンより薄く大きいサイズになっています
真ん中の突起した部分に手の平をのせ中央のひも持って支えます。チャープにはチャープヤイとチャープレックの二つがありチャープヤイは直径14〜16cmチャープレックは12〜14cmです。

ピン


東北地方で使われる楽器です。
ギターの弦を使っていますが、フレットはピアノの黒鍵部分のない配置になっています。
弦は3本はられていて、1本目と3本目は同じ音で一オクターブ違い。真ん中の弦は上の弦の4度下の音に調弦します。
現在低いベース音の出る「ピンベース」とともにアンプにつなげて演奏できる電子楽器も出てきています。

ポ-ンラ-ン


東北地方で使われる楽器です。
もとは牛などの家畜の首にさげていた木の鳴り物でしたが、いつしかそれをたくさんつなげて楽器となりました。硬木で作られ、木でできたバチで叩きます。低い方の音を上にして約45度になるようにつるします。

クロ-ンヤ-オ



東北地方で使われる楽器です。東北地方で使われる楽器です。
左の低い音から順に高い音が出るように配置し、手を使って叩きます。
(私の太鼓は叩く面に毛が生えたままの皮が張られています。)



















コ-ロ-

東北地方で使われる楽器です。
竹で作った本体を木でできたバチで叩くリズム楽器です。
この楽器は踊り子さんが踊りながら叩く楽器です。

クロ-ンチャ-トリ-

クローントゥックとも呼ばれるこの太鼓は、直径約20センチ高さは約24センチです。たいてい対で演奏されるこの楽器は南で演じられる「ラコーンチャートリー」で使われる楽器です。この「ラコーンチャートリー」は色々な地方を巡業していくため、クローンタットというスタンダードな太鼓を使わずにサイズの小さいこの楽器をを使います。

ト-ンチャートリ-

この楽器はチーク材やカヌン(波羅蜜)の木など硬木から作られます。
主に南の「ラコーンノーラー」や「ナンタルン(影絵芝居)」に使われ、他にピーパートアンサンブルやクルアンサーイアンサンブル、マホーリーアンサンブルなどのカンボジア風の曲、影絵芝居風の曲にも使われます。一つの面を手のひらで叩き、もう一つの面は穴を塞いだり、開けたりすることで音色を変えます。
スン

北部で使われる楽器です。硬木一本で共鳴部分から竿の部分まで作ります。共鳴部分は中をくりぬいて作ります。弦は4本使いますが、2本ずつ同じ音に調弦します。
動物の角や骨で作ったピックで弦を弾きます。(現在はナイロンのピックも使われます)
   
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