虐待

児童虐待高齢者虐待、DV


子ども虐待
 社会的介入を要する児童虐待は、毎年約3万5千例発生し、年間発生率は0〜17歳1,000人中1.5人と推定されています。米国の約10分の一です。

Q.児童虐待を疑ったらどうしましすか?
Q.児童虐待の防止には、どんなことが必要ですか


Q.児童虐待を疑ったら、どうしますか?医師の役割は?
A.(1)安全確保のため、まず児童を入院させるよう努力します。
(2)児童相談所に連絡します。100%の確信は必要ありません。
(3)保健所・保健センターと連絡をとります。保健士さんは、母子保健のための健診、相談、家庭訪問などで、それまで関わりをつくっています。

<子どもの虐待の種類>
1、身体的虐待
2、心理的虐待

1)お前は役立たずで、出来損ないで、誰からも愛されていし、いてもいなくてもどうでもいい存在であり、誰かの役に立つときだけはかろうじて存在する価値があるかも知れない、といった子どもを侮辱し、軽蔑するメッセージ。
2)子どもが自分の身に危険を感じるような恐怖心を与え、おびえさせるようなメッセージ。
3、性的虐待
4、ネグレクト(放置、無視、怠慢)

 子どもにとって基本的な「衣食住」「安全」「医療」「教育」が与えられない場合


Q.児童虐待の防止にはどんなことが必要ですか?
A.(1)子育て支援
(2)暴力防止プログラム(子ども対象、親対象の2種類のプログラム)予防、回復、再発防止のためのプログラム
(3)地域の虐待防止ネットワーク(機関連携)


「児童虐待防止法の改正」について考えてみませんか

こんな検討事項の提案がされています
(1)子どもの人権擁護理念の明文化
(2)学校教育の場で学校教育の場で子どもが虐待や暴力から身を守るための教育プログラムを実施する
(3)迅速な司法介入

検討事項・・・・どう考えますか?

 (1)について
     ・介入による子どもの安全確保      1.通告先に警察を加える、2.一時保護施設の充実
     ・支援による母と子の関わりづくり    保健所、保健センターの役割の明文化
     ・ケース検討会議の明文化
 (2)子どものエンパワメント
 (3)迅速な司法介入    1.子どもを虐待している親の監護権の制限、
                  2.虐待している親への回復ケアプログラム受講命令、  
                  3.措置解除の基準と判定

「警察への通報は明らかな犯罪が強く疑われた場合に限った方がよい」よいう意見もあります。

子どもを犯罪と暴力から守るために
 子どもを犯罪と暴力から守るために必要なことは
1)早期発見と適切な介入
2)犯罪や暴力の起こりにくい環境づくり
3)子ども自身が犯罪や暴力に対処する智恵と”技”を身につける

児童相談所                                                 
CAPなどの取り組み

  (参考)
1、児童虐待防止法の改正を準備する会
            ホームページ  http://www4.osk.3web.ne.jp/~stmorita/
2、「子どもの虐待の基礎知識〜ケースを通じて虐待への対応の原則を理解する」坂井聖二(坂井医院・子どもの虐待防止センター)、第74回山口県医師会生涯教育セミナー資料(2001年11月11日)p3−69
3、「虐待を受けた子どもの治療戦略被害者からサバイバーへ」シェリル・L・カープ、トレーシー・L・バトラー(坂井聖二、西沢哲訳)明石書店、1999
4、「児童虐待の早期発見と防止マニュアル医師のために」日本医師会、2002
5、「こども虐待ー診断と初期対応」小児内科34巻9号特集、東京医学社、2002