「今、ここ」に存在する「私」という命は、地球の35億年の命とこれからの数十億年の命とつながっている存在です。「私」という命は、地球の歴史の中で、二度と繰り返すことのない存在です。「私」は、時代や場所に制約された有限の具体的な存在であるとともに、時と所を越えて繋がる宇宙的かつ普遍的な存在です。「私」が、宇宙的な存在であることに気づくことは、とても大切なことです。誰もが、意味ある宇宙的な存在なのです。
| 「地球」の構成体は、人間を含む動物はもちろんですが、植物、森、川も、そうなのです。 地球を構成する、すべてのものは、私を生かしてくれています。すべては、私の友達です。 人間以外の動物や植物と対話しながら人類は、「地球」の一員として生きてきました。 |
| 太陽のような星の寿命は数十億年を越す。宇宙のあちこちに、生まれつつある星、若い星、老いた星、爆発を起こして粉々になった星があります。星にも生と死があるのです。星も死ぬことによって、新しい生命の源になります。 |
| 人間は60兆個の細胞から成り立っています。60兆個の命のネットワークが、「私」という人間なのだと言えます。赤血球の寿命は120日です。4か月前の血は一滴も残っていません。一個一個の細胞は生まれ、そして死んでいます。新たな細胞の誕生があって、初めて、「私」は存在できるのです。 |
(参考文献)
1,「鳥のように、川のように森の哲人アユトンとの旅」長倉洋海、徳間書店
2,写真集「人間が好きアマゾン先住民からの伝言」長倉洋海、福音館書店、1996
3,「アメリカ・インデイアンの書物より賢い言葉」エリコ・ロウ、扶桑社、1999
4,「童謡詩人金子みすずの宇宙−みんなちがって、みんないい。−」矢崎節夫、明治図書、2000