| ・・かかる神格条項がすんなり受け入れられるほど、当時日本の要路者が、天皇親政絶対視なる水戸学の影響に浸されていたことを知るのである。・・・神格天皇の考え方など、天武朝から奈良末までのたかだか百年間のことで、その後の永い天皇史にも絶えてなかった幻影であって、全く歴史事実に反する・・・・・。・・昭和初期の思想界くらいグロテスクな相貌を示したことは、かってなかったように思われる。・・昭和21年正月年頭の神格否定宣言以下、一連の方向は象徴天皇制に戻るものであり、数十年続いた執政天皇から再び永い伝統の不執政天皇に回帰する動きであった。・・(参考文献2,p205〜207) |
(参考)
1,「ブックス・エソテリカ22天皇の本」学習研究社、1998
2,「象徴天皇の発見」今谷 明、文藝春秋、1999