
矯正治療は一体なんのためにやるのでしょうか?
私たちの医院での矯正治療の目的は
「噛みやすく、きれいに(清潔に)なりやすい咬み合わせを育て、作って歯の寿命をのばすことと、きれいに
笑える口を作ること」です。矯正治療は機能的な目的と審美的な目的があります。
いつまでもおいしく食べられることと、きれいに笑えることが矯正治療の目的だと思います。
ところが矯正治療はだれでもかれでもやったほうがいい治療ではありません。歯磨きができなくて矯正治療中に
虫歯にしやすかったり、装置が約束通り使ってもらえなかったり、診療の約束が守れなかったり、歯周病が進んで
歯を支える骨が細くなりすぎてしまって、矯正治療を行うと却って歯の寿命が短くなりそうな方は、基本的に
矯正治療をお勧めできません。そういった方々は矯正治療を行うことで不幸になってしまうことがあるからです。
矯正治療以前に、咬み合わせがどうやって育ち、成り立ち、そのためにはご自分たちが何を知ったらよいか、
どう行動したらよいか、何を子どもたちにさせたらよいか、そんなことを知っていただくことが大切です。
基本的に私たちは「不正咬合はかなり予防できる病気ではないか?予防が可能な方たちには予防して頂き
たい」と考えています。
ですから、私たちの医院では、矯正相談の折りに、治療方法の話を最初にすることは、まず稀です。
普段の生活の中で、何か不正咬合の原因になっていることはなかったか考えていただくことから、
話は始まります。
矯正治療を行うということは、咬み合わせの成長の仕方を知り、良い咬み合わせを維持する生活の仕方を
知るということでもあります。その中で、ご自分が、あるいはお子さんが矯正治療を行ったほうがよいかどうかを
考えていただければと思います。
矯正治療が必要あるいは必要になりそうな方が、良い時期に良い方法で矯正治療を行い、終われれば、
かならず口の健康、体全身の健康に寄与するはずだと私たちは信じています。
