2006年10月1日いずみホールにて行われたコンサート
"Der Wege zum Kunst"

そのプログラム最後にモーツァルト管弦楽団をバックに
コントラバスのオブリガート付きのバス歌手のためのコンサートアリア
"Per questa bella mano" 「この美しき御手のために」を演奏しました。


この曲は調弦方法が現在のコントラバスの様に全てが4度間隔で調弦された楽器ではなく
当時のウィーンでは全盛を極めていた3度4度の混合調弦(ウィーン調弦とも呼ばれている)
で調律された古楽器「ヴィオローネ」の為にモーツァルトが作曲したため
現代の楽器でそのまま演奏するとなると演奏効果の上がらない部分がたくさん出てきてしまいます。

そういう訳でバッシッシモはこの十年くらいはこの曲を演奏するときはオリジナル通りの
上からa - fis - d - A -(F) というふうに楽器の調弦を変え演奏しています。
オーケストラチューニングの弦を一本低い方へずらして張りG線を半音下げて fisに。
そして一番上にソロ調弦用のa線を張るわけです。

この調弦ですとD-Dur,A-Durなどを演奏する限り共鳴弦を張って演奏しているようなものなので

和音によっては倍音が他の弦に共鳴するので楽器も非常に美しく鳴ってくれます。

何しろコントラバスはオブリガートですから難しいパッセージも
歌に合わせながら演奏しなければならずなかなか大変です。
指揮者のNorman Shetlerと握手
終演後楽屋裏で話をしていてわかったのですが歌の山本さんは私のドイツ留学先
ビュルツブルグの歌劇場で数年歌っていたのだとか。
指揮のノーマン・シェトラーはビュルツブルグ音大のピアノの教授でしたし
3人ともビュルツブルグつながりだったわけで
共通の知り合いのうわさ話に花が咲きました。





詳しくはこちらをご覧下さい。



[演奏会に先立つこと二週間前に一度ピアノ伴奏でソロ合わせをしたときの模様]

その二日前にノーマル調弦からウィーン調弦に張り替えたばかりで
指使いと弦を確認しつつ弾かねばならなかったので大変でした。
何しろ指板上での音の配置が全く違いますから迂闊に弾くととんでもない音が出てしまいます。


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