(画像をクリックすると大きな写真が見られます)
★MICHAEL ANGELO BERGONZI( CREMONA)
イタリア・クレモナのヴァイオリン製作者。父CARLO BERGONZIはまさに偉大な巨匠であった。
息子MICHAEL ANGELLOのヴァイオリンの精密度は父のそれには及ばないが、その職人技は非常な強靱さとある種の個性を感じさせる。素晴らしくメロウな音色を誇るものもいくつかある。
コントラバスは非常に素晴らしく力強い音を持ったものなので皆が探し求めている。

この楽器はケルン放送交響楽団首席コントラバス奏者でソロCDも多数リリースしている河原康則氏が愛用していた楽器。
彼のCDの演奏は全てこの楽器で演奏されている。彼がこの楽器を購入した十数年前から僕もその素晴らしさに魅了され、もし彼がこの楽器を手放すことがあるなら是非譲り受けたいと長年にわたって懇願し続けていた。今年5月に河原氏がこのベルゴンツィに代わるCARCASSIをあらたに購入したのを機についにバッシッシモの所に来たもの。


★DOMENICO BUSAN( circa.1750 Venizia)
イタリアの楽器製作者。Vincenza及びVeniceで製作。コントラバスは巧みに製作され、裏板はラウンドタイプで素晴らしい音色を持っている。ニスは通常良質の赤いオイルニスを使用している。製作年代は1740-1780。4弦コントラバスを数本製作している。(RAYMOND ELGAR著"LOOKING AT THE DOUBLE BASS"より)

ケルン放送響首席の河原康則さんを通じて購入した4弦の楽器。ただし糸巻きの箱には3弦の時に使用していたと思われるピンの痕が残っている。購入後、クレモナヴァイオリン製作者コンクールで金賞を取った東京のヴァイオリン製作者園田信博氏に一旦全て解体してもらい、延べ全長2m近くもの全ての割れの接ぎ直し、表板の陥没の復元・修整、ネックの角度の修整、指板をアールの強いものに交換等、大改造を行う。その後全てが落ちつくまでに4年かかりその間に3回駒を作りなおす。音色は典型的なイタリアンで艶やかなクッキリとした芯のあるものだが、アマティのような甘さも合わせ持つがゆえに印象として力強さに欠けるところがある。僕が最も愛しているコントラバス。普段はピラストロのオリジナル・フラットクローム・スティールのソロ弦を張っている。

★GIOVANNI MARIA DEL BUSSETTO(1661)
1670〜1680?クレモナで製作。表板のアーチはラウンドがきつい。f-f字孔(梵字のようなデザインの穴の事?)が開けられている。ニスは茶色。(NOTENハ FUCHSの楽器カタログより)

この楽器はベルリンフィルハーモニー交響楽団の元コントラバス首席・ベルリン八重奏団主宰のライナー・ツェペリッツ氏がベルリンフィルで37年間弾いていた巨大な5弦コントラバス。裏板はフラット・タイプでF字孔はなく代わりに梵字のようなデザインの穴があけられている。彼のベルリンフィル退職を機に大阪の楽器コレクター上野隆三氏(上野製薬株式会社会長)が購入したものを僕が弾かせてもらっているもの。音色・鳴り方共に申し分なしの素晴らしい楽器だが、その巨大なサイズゆえ独奏には使いにくいので大阪センチュリー交響楽団で弾いている。彼はベルリン八重奏団・斉藤記念オーケストラエキストラ・etc.頻繁に来日し、彼が希望するときにはこの楽器を提供している。ベルリンから楽器を持ってこなくてもかつての自分の楽器でツアーを回れるというわけである。ライナー・ツェペリッツ氏はピラストロ・フラットクローム・スティールのソロ弦を一音下げてオーケストラチューニングにして弾いていた。今でも彼がこの楽器を弾くときには毎回張り替えて貸しているのでとても面倒。ちなみに小生はピラストロ・ガット弦・オイドクサ(ガット銀巻き)を使用。その112cmもある弦長ゆえ普通のオーケストラチューニングの弦を(例えばピラストロのオリジナル・フラットクローム・スティールのオケ弦など)そのまま使用すると弦の張力が強くなりすぎ、楽器の箱を圧迫してしまい楽器が鳴らなくなる。

★GIUSEPPE  TARANTINO(circa.1850?)
大阪センチュリー交響楽団所有で目下僕が弾いている楽器。東京の高崎弦楽器で購入した4弦。この楽器のサイズが最も標準的なフルサイズと言える。音色は少しざらついてくぐもった感じだが、音の芯の通りは非常によい。他の三本の楽器に比べると右手に抵抗が強く感じられる。ピラストロのオリジナル・フラットクローム・スティールのオケ弦を張っている。



プロフィール/コントラバスの部屋/教則本/僕の弾いているコントラバス達/泉の森フェスティバル/ギャラリー/ワンランクアップ丸秘特訓法/アンサンブルクヴェレ/ 大阪センチュリー交響楽団/僕のコントラバス奏法/パーツ研究/コントラバスあぶない楽屋裏話/コンサートホール/博物館/MIDIの部屋/記念リサイタル/BBS電子掲示板コントラバス弾きの広場/BBS「コントラバス演奏会情報」/FAMILY/魔運転バイクの部屋/LINKS