(画像が多く重くなっています、ご容赦の程を)


[基本編]

★楽器の構え方
両足を肩幅か心持ち開き気味にして真っ直ぐ立ち、エンドピンは左足親指の前方30センチくらいの所におきます。両足の先とエンドピンとで左足の角が直角になる直角三角形を描くようにします。今度は楽器の右後ろの角が左の腰骨のすぐ内側に、裏板が左膝の内側に当たるよう楽器を構えます。この時駒は右斜め前方、時計でいうと一時の方向を向きます。腰骨との接点と先ほどの三角形とで写真の黄色い線のような三角錐をイメージして、左手をネックから離してもこの三角錐が自然にバランスを保てるように色々工夫してみましょう。左手をフリーにできるかどうかがこの構え方のポイントです。エンドピンの長さは弦の上端、黒い指板の上端が眉毛より2〜3センチ高い位置に来るように調節します。カラダの小さな人はエンドピンを幾分遠ざけて楽器を傾けて構えます。この時楽器は腰骨だけで支えることになりますが上手く安定するように工夫してみてください。



★弓の持ち方
お箸の持ち方に似ています。まず普通に箸を持ちます。そうしたら上の方の箸をはずして下さい、そうして下の箸の薬指と中指の間にかけていた部分をずらせて人差し指と中指の間に持っていきます。同じ要領で弓の棹を持ってみます。小指は毛を留めている銀のプレートに軽くふれる程度に添えます。これでOK。ここで注意すべき事は親指以外の指は全部内側に丸くカーブさせておくこと。弓の毛箱(弓の毛を留めている黒い部分)の右外側を手の平にぴったりくっつけてしまわないでアップの時にだけ軽く触れる程度に余裕を持たせること。親指は指先が軽く人差し指に触れる位にリラックスした状態で前方に突き出すようにし、人差し指と親指でぎゅっと力を入れて弓を挟み込んでしまわないこと。アップ・ダウン・内側の3枚の写真を見て練習してみて下さい。特に弓元・弓先では手首を十分に弛めて実際弾くときにはそんなに大きく動かしませんが、運動前のストレッチのつもりで指先がずれて動いてしまわない範囲で 少し大袈裟なくらいに動かしてみましょう。アップ・ダウン共に指先から動かすのではなく写真の矢印のように手首(右肘も一緒に)から動かすようにしましょう。



★左手の押さえ方
コントラバスの場合他の弦楽器と同様に指は人差し指(1)中指(2)薬指(3)小指(4)という指番号で表記します。弦長の異常な長さ故、半音を1ー2ー4の指を使用してつくり出し、薬指(3)は弱い小指の補助として常に小指と一緒に押さえ、低いポジションでは原則的には全てこの形を用います。指先に一番力を入れやすくするためにどの指も丸く保持し親指は中指の反対側、僅かに上方にずらした位置に構えます。この時中指・手首・左肘のラインが真横から見て一直線になるように、真上から見て緩やかなカーブを描くように気をつけます。



★左手の押さえ方 (中間ポジション)
ポジションが高くなり(音が高く)ネックの付け根近辺に来ると親指はもうネックの後ろには留められなくなり楽器のサイドにスライドさせなければなりません。G線上の音でいうと2(人差し指)がFの音の位置あたりからです。一般にここから上のポジションでは小指を使わず小指の代わりに3(薬指)を使用しますが、この時の楽器の支持法が要チェックポイントです。最初の「楽器の構え方」で述べた”左手を離しても楽器が安定しているような支持法”になっていますか?ここからさらに上のポジションに移るとき楽器が動かないようにするためにも、ぜひ気をつけて下さい。 




★左手の押さえ方 (親指のポジション)
さらにポジションが高くなってきて、G線上の音でいうと開放弦の1オクターブ上のGからは親指を使い弦を押さえはじめます。親指は譜例にある「円の上に短い垂直線」マークで表します。楽器の構え方は最初の「基本の構え方」から「左手が中間ポジション」「親指のポジション」と来ても基本的には全く変わりません。ただ体を少し前屈みにして左肩を極軽くネックの後ろへ当てて安定させる様にします。楽器を全く動かさずに必要最小限の体の動きで低いポジションから親指のポジションまでカバーできるように構えを工夫してみて下さい。

低いポジションでは1-2-4の指使いだけでその型も一つだけでしたが親指のポジションでは上の譜例のようにそれぞれの指でとる音程によって型を3つに分類し基本的に必ずこの配置に指を並べる(置く)様にします。どの型においても全ての指が丸くキープできていること。特に一番弱くて短い薬指がアーチを保つために左手首を僅かに下へ落とし気味に構えるコトが大事なポイントです。左腕全体で手のひらを指板に押しつけたときに4本の指先に均等に圧力(ウエイト)がかかるかどうか手首を回転させてみて確かめて下さい。

CHROMATIC POSITION
SEMI-CHROMATIC
DIATONIC





[弦への指先の当て方]

この画像をクリックして下さい。



親指のポジションでは弦を押さえ込むことに意識がいくのでついつい左手の平・指先にばかり力が入りがちですが、肩から先・腕全体の重みを上手に手のひらに伝えてそれが4本の指先に均等につたわるように気を付けましょう。写真で示しているように肩に担いでいる「指板」(ネック)に黄色の矢印の方向へ腕全体の重みを載せるイメージで弦を押さえます。これは弓を持っている右手にも言えることで同様のイメージで腕全体のウエイトを弓を介して弦に載せるイメージで。

[ポイント]左手の指は低いポジションでも親指のポジションでもいつも弓形にゆるいアーチを描いていること。その延長である手首も同様に丸くアーチを描くこと。アーチが最も効率よくパワーとウエイトを指先に伝えてくれます。

[続く・・・・]




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