Internatinal Society of Bassists
2003 Convention at Richmond,Virginia,U.S.A.
2003.6.2~6.7


アメリカ・テキサス州ヒューストンに本拠地を置く「国際コントラバス奏者協会」主催による2年に一回の大イヴェント。
今回は一週間の会期の間に28ヶ国から延べ900人を越える参加者が集い、
リサイタル・マスタークラス・レクチャーなどのプレゼンターも
クラシックだけではなくジャズ、コンテンポラリー、古楽etc.と多彩で100人を越えたそうです。

大会は14才以下のジュニアソロコンクール、15〜18才ソロコンクール、オーケストラスタディコンクール
コントラバス楽器製作者コンクールを皮切りに始まりました。

第一夜は前回2年前の18歳以下部門コンクールの優勝者中国のDaxun Zhangのリサイタル。
弱冠21才なのに完璧なテクニックと抜群の音楽性でベートーベンのチェロソナタ3番全曲
の他にDaxmannのヴァイオリンのための超絶技巧曲「カルメン幻想曲」を彼自身の編曲で
完璧なテクニックと完成度の高い音楽を聴かせてくれ
大会冒頭から参加者を熱狂させてくれました。


ちなみに今回の18才以下部門の優勝者はニューヨーク在住の日本人青森朋也君。
私は聞き逃したのですが生徒達の話によるとZhangクンに負けない素晴らしい名演奏だったとのことで
今後の活躍が期待されます。




さてBassissimo の演奏は・・・

6月4日午後3時リッチモンド大学パーキンソンホールにて
1)G.Frescobaldi: Canzone per Basso e Basso continuo(Kb.& Piano)
2)L.v.Beethoven:7 Variations on the thema from "Magic flute"(Kb.& Piano)
3)G.Bottesini:Elegia in Re(Kb.& Piano)
4)F.Proto:Carmen Fantasy (Kb.& Piano)
5)安達 元彦: 三曲八態 (8 Variations for Trio) (Kb.,Violin&6Tomtoms)
Piano:児嶋一江 Violin:奥田章子 Percussion:関谷康子

Huge Basstrunk
伊丹空港、巨大なハードケースと共にいざ出発
University of Richmond
会場のリッチモンド大学は全ての建物が
こういう煉瓦造りで統一されていました。




bassissimo concert
往路愛器ベルゴンツィが壊れたため
楽器商Robertsonからレンタルしてもらった
コントラバスは
1750年イタリア・ローマ製作のTOPPANI
perkinson Hall
Bassissimoが弾いた、パーキンソンホール




bassissimo concert
安達 元彦: 「三曲八態」は
フォルテのピチカートで太棹三味線の模倣をしたりするので
reallistのピックアップにAcoustic Imageを繋いで
演奏しました。
V.Dixon
我が門下生達(一人は留学先のシカゴから)と
友人の鈴木メソード・アメリカコントラバス部門の重鎮V.Dixon女史
本家日本の鈴木にはコントラバスがないのに
アメリカにはあるという不思議。
彼女には生徒たちが本当にお世話になりました。




clayton plays Bach
モドリン芸術センターの建物は
部屋といわず廊下といわず
そこここに何十本ものが立ち並ぶコントラバスの林。
44店ものコントラバス商や弓作り、楽器製作者が
所狭しと楽器やありとあらゆる関連グッズを展示販売しています。

新作の楽器やカーボンの弓、新しい弦etc.
あまりに多すぎて全部を試してみることはできませんでした
hauta-aho
僕の演奏を気に入ってくださったのは良いのですが
やたらと日本語で話しかけてくる変な人だと思っていたら
Bassissimoも作品を持っていた
コントラバスのための曲をたくさん書いている作曲家兼
ベーシストHauta-ahoさんでした。
彼の作曲による新曲の楽譜を頂きました。





西ドイツケルン音楽大学の教授G.Engels
古楽器奏法にも明るい彼の「呼吸と演奏」についてのレクチャー。
ヨガに凝って一時かなりその方面に
こだわったBassissimoと話が盛り上がりました。
我が弟子たちにレッスンしてくれたのですが
音符をどう並べるかだけではなく
「練習すること」や「演奏すること」への考え方など
興味深いレッスンでした。

"Bach to Bebop"
ジャズ奏者Martin Wind(left) とJohn Claytonによる
Bachの「二つのヴァイオリンのための協奏曲」

ピアノBill Maysはご機嫌にスウィング。
solo部分の間のアドリブの応酬場面が最高でした。
弓であんなにすばらしいアドリブができるなんて
信じられませんでした。




2003.6.10作成