5−2 ワイングラスの拭き方

 多くの方が一番悩まれるのが、細長い脚のワイングラスの拭き方です。
割れたり、折れたりするのが怖いから、といって自然乾燥だけですと、水滴が水垢になって残り、折角綺麗なクリスタルグラスも台無しです。また、グラスは磨くことによって輝きが増しますので、是非修得して下さい。
基本は、指が直接グラスに触れないこと、力を入れすぎないことです。

migaki10.jpg (5831 バイト) 用意するもの 
乾燥した長いケバ立たないクロス

おすすめは、東レ トレシー「玄人はだし」(\1,280)です。2ミクロンの繊維で、綺麗に磨き上がります。
ただし、基本的には一般のケバ立たないクロスでも充分です。長さは、リーデルなどの大型の場合は、70cmはほしいところです。

中性洗剤で汚れを落としたあと、お湯でグラスを流し洗いする

お湯を使う理由は2つあります。
第1は、ある程度自然乾燥をさせること。洗うグラスの個数が多いときには、クロスが濡れて使いものにならなくなります。10本以上の時は、粗拭きクロスと、仕上げ用と2種類使うことをおすすめします。
第2は、冷たい水だと、磨くときにグラスがクロスに引っかかってしまうためです。これは重要なコツです。

migaki01.jpg (4841 バイト) グラスを立てて、自然乾燥

この自然乾燥のために、「ちょっと熱いかな?」くらいの温度がよいでしょう。ただし、熱湯ではグラスが割れる危険があるので厳禁です。

migaki02.jpg (4085 バイト) グラスを伏せて、水を切る

シャンパングラスや、安定の悪いものは、立てかける程度にした方が安全です。くれぐれも倒して割らないように注意して下さい。

migaki03.jpg (4308 バイト) グラスの底をクロスの端で包む

さて、ここからが本番です。
手のひらの上にクロスの端を置いて、グラスを包むようにおさえます。

migaki04b.jpg (5323 バイト) グラスの脚をクロスで1回転回し込む

このことにより、自然に脚からボウルの底の外側が拭き上がります。そのためにもクロスは長くなければいけません。

migaki04.jpg (4348 バイト) ボウルの中にクロスをたっぷり入れる

このブルゴーニュ型のように大きなボウルの場合は、たっぷりクロスが入らないと拭き上がりません。
また、親指と人差し指のまたの部分にボウルの縁がくるように持ちますが、必ずこの部分はクロスがかかるようにして下さい。これは、指紋が付かないことと、万が一縁にキズが付いていた場合に怪我をしないことと、クロスが引っかかることによって発見できるからです。

migaki05.jpg (3961 バイト) 左手で、グラスの底を回転させる

ここが一番大切なポイントです。必ずグラスの底を持った左手で、円盤を回転させるように回します。無理にねじろうとしたりしないで下さい!
このときボウル側の右手は、軽くクロスをおさえる程度にして回していきます。ボウルが割れたり、足を折ったりするのは、ほとんどがこのとき右手に余分な力が加わるからです。慣れた人は、右手も使って回すようにすれば早いですが、最初は、左手だけを回すように心がけて下さい。
 クロスがガラス面に引っかかる場合は、クロスが濡れすぎているか、グラスの表面温度が低い(水が冷たい)か、グラスの口の縁が割れていることが考えられます。

migaki07.jpg (11308 バイト) 完  成

ピカピカに磨き上がりました。
綺麗に磨かれた艶のあるクリスタルグラスは、ヨーロッパの知性と気品を感じさせます。

 
migaki06.jpg (4906 バイト) クロスが少しだけ短い場合は...

グラスの脚までいっぺんに磨き上げるのはあきらめて、ボウルの中側から磨くようにしましょう。

migaki11.jpg (6824 バイト) もし長いクロスがない場合

写真のように、2枚のクロスを使うのも技です(^o^)

次はワインラベル保存シートの使い方です。