第5章  ワイングッズの技法

 
ここからは、番外編で、ミエ講座とちょっとばかりの宣伝になります。
 
5−1 ソムリエナイフの使い方
 

henkels.jpg (5700 バイト)
フランス製超高級品
シャトー・ラギオール
購入希望者
スペイン製高機能
トレロ・ソムリエナイフ
購入希望者
ドイツ製
ヘンケル・ソムリエナイフ

購入希望者

上の写真のように、この分野の最高峰は、フランスの職人手造りによるシャトー・ラギオールです。ハチがシンボルマークとなっていてとても手に馴染みやすいものですが、安いものでも2万円近くします。そのほか、ドイツのヘンケル製は、いかにも質実剛健、といった感じで見た目は地味ですが、とても丈夫でよくできています。最近の注目株は、中央のスペイン製・トレロでしょう。これは、テコの部分が2段になっているために、長いコルクもおれることなく引き抜くことが出来ます。そのほか国産品でも良いものがたくさん出ています。いろいろとコレクションする人も多くなりました。
 ソムリエナイフをかっこよく開ける姿は、最近のワインブームと重なって、とてもスマートに見えます。逆に、コルクが途中でおれてしまったり、スクリューが斜めに刺さったりでコルクが割れてしまったりすると、ちょっとかっこわるいですね。
 
 それではお待ちかねの実践講座です。
要は、コルクが抜ければいいわけですが、やはりかっこよく見せるにはそれなりのコツがあります。
howtonkife1.jpg (3838 バイト) キャップシールをはがす

このときに、必ず写真のように出っ張りの部分の下を切るようにします。
ワインが、キャップシールのアルミに触れないようにするためです。
そして、手の甲を上にして、半分から2/3程度カットします。赤ワインの場合は特に瓶を回転させてはいけません。

howtonkife2.jpg (4425 バイト) 手を裏返して、残った部分をカットする

手を持ち換えると、先程カットできなかった部分が切れるようになります。
手を裏返すとどうもやりにくい、という人は、ナイフだけを裏表返るように回転させる(つまり親指がカッターの背の部分を当てるように)とやりやすいかもしれません。
このようにしてカットするのは、瓶を回転させると、ワイン中の澱が混ざってしまうためです。

howtonkife3.jpg (4235 バイト) 上部に切り込みを入れて、キャップを取りやすくする

1本の筋が入るように切ると、はずしたあともきれいです。

howtonkife4.jpg (3346 バイト) キャップをはずす

このとき、コルクの上部にカビがぎっしりと詰まっていることがあります。これは保存状態が良好であったことの証拠です。その場合は、布できれいに拭き取ります。

*デキャンタージュをするときは、キャップシールは最初に全て切り取ります。

howtonkife5.jpg (3550 バイト) スクリューを差し込む

コルクスクリューの中心に、コルクの真中が来るように(コルクのど真中ではなく)垂直に差し込みます。コルクを抜いたときに、上部以外にキズが付いているのは、あまりかっこよくありません。

howtonkife6.jpg (4044 バイト) 一巻き程度残して、軽く引き抜く

この、一巻き程度残すのがミソです。それによって、短いコルクが下まで突き抜けないこと、長いコルクを無理なく抜くことが出来ます。

howtonkife7.jpg (4156 バイト) 更に一巻き巻いて、5mmほど残してしっかり引き抜く

レバー部分と瓶の口は、しっかりと左手で固定しなければなりません。ナイフによってスクリューの長さとピッチは違うので、どの程度巻くのかは、経験と勘が必要です。

howtonkife8.jpg (3850 バイト) 最後は、静かにゆっくりとコルクを持って引き抜く

最後の5mmほどはコルクを持って静かに引き抜くようにします。長いコルクの場合は、ソムリエナイフをもってしても最後までレバーだけで引き抜こうとすると曲がってしまったり無理が生じるからです。残り5mmくらいは実際にコルクを手で持った方がきれいに抜けるのです。
瓶の中とが域は若干気圧が違うので、(瓶中の方が少し高い)最後に少し減圧する音がします。(この音がしないワインは要注意)また、オールドビンテージワインは、コルクが脆くなっているので、あまり威勢良く抜くとコルクが壊れてワインに落ちてしまうことがよくあります。
この全ての作業が終われば、もう一度布で瓶の口を拭き取ります。
抜いたあとにコルクのチェック(状態と香り)を忘れずに...

 
   次は、ワイングラスの拭き方講座です