テンダービク※1 の修理をお受けしています。
なお、当面の間、修理は休漁期に限らせていただいております。

※1:“テンダービク”とはテンダー商事株式会社 畑 定良氏が製作、販売したものを指します。

修理前 修理前 修理前 修理前

修理後 修理後 修理後 修理後

修理をしながら様々な時代のテンダービクを開くと、時代とともに改良が施されていったことが解ります。
ここでは以下の3例をご紹介します。
(1) ハチマキ(縁竹/リム)の修理
(2) タテイト交換(強化ビクへの仕様向上)

(1) ハチマキ(縁竹/リム)の修理

'92年製の籠です。ハチマキ以外にもヨコイト10ヶ所の折損のほか、長手方向の親骨1本が割れています。
ハチマキと長手親骨1本は新品交換、縁の皮籐は巻き直します。

修理前 修理前 修理前

修理後 修理後 修理後

完成品

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(2) タテイトの交換(強化ビクへの変更)

発売初期、30年以上前の物で、最新のものとは細かい部分で仕様が異なっています。部品に互換性があるため、改良された最新のスペックへ更新することができます。

外観ではヨコイト14〜5ケ所と親骨の折損が大きく目立ちます、幸いハチマキは健在です。他にオヤボネの間に見えるタテイトが3本、丁度立ち上がりのR部分の4ヶ所で折れています。タテイトの修理は、籠作りの一番最初の工程である底を作る所からまで戻ります。

修理前 修理前 修理前

分解してみると生き残ったタテイトは9本中2本。組んであるから辛うじて籠として立体になっていたという状態でした。
また、外側に太い親骨があるにもかかわらず、ココが折れるということは、一瞬でも完全にペシャンコになるまで潰れたということで、相当な力が加わったのでしょう。
改めて竹の底力を再認識します。木材やプラスチック等の硬いモノではこうは行きません。
それ自体がバラバラに粉砕してしまうばかりか、身に付けている釣り人の身体が心配になります。

分解 分解

当時のタテイトには合金は使われていませんでした。これを期に合金強化をした物を組みます。

合金強化 合金強化 合金強化

修理後のテンダービクです。

完成品 完成品 完成品

使用後に蒸らしたりせずに、こまめに手入れしていれば、ヨコイト(横ヒゴ)はまだまだ十分な強度を保持しています。逆にそういう古いヨコイトであるからこそ、それらを縦に詰めて編みなおすことで、更にガッチリと目の詰まった良いカゴになります。

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