魚の持ち帰り方の新手法。

一石二鳥、便利で合理的、さらに美味しい… 思わず旨い!

“塩ヌカ袋”   クーラーボックスなしで新鮮さを保持。塩が脱水、ヌカが水分を吸い取る塩蔵の知恵。塩ヌカ袋に何でも入れて持って行こう。そして釣った獲物は持ち帰ろう。

アプローチが長ければ長い程、問題は魚の鮮度。1日中歩き回る渓流釣りに、クーラーを持って行くのは、重いし、泊りとなると氷が持ちません。“焼き枯らし”という方法もありますが、時間も手間も掛る上、雨でも降ったらオシャカです。獲物には敬意を表しキチンとおいしく胃袋に納めてください。

山に行くときは、ビニール袋に粗塩1:煎りヌカ10の割合を目安に、混合したものをいつも携行している。行きはキュウリなどを入れて、握り飯と一緒にパリポリと丸かじりすると実に美味しい。釣った獲物はさばいた後、塩ヌカを腹の内側や口蓋、鰓蓋にもたっぷりまぶしそのままザックにポイ。真夏でも一日二日はそのままでもへっちゃらです。クーラーに入れなくても腐りません。装備の軽量化もできおいしい、凄く合理的な方法です。

食べるときは、ヌカを洗い流し水気を拭き取ってから焼きます。最初は萎んでミイラのようですが火が入ればパンと膨らみ脂がしたたります。箸で返すときも、身が締り魚がスティック状になっていて簡単です、しかもあっという間に焼きあがります。

食べるときも身離れ良く、肉の弾力といい、身の中まで染みた塩味と甘い風味に飯もすすみます。漬かり加減は当然ですが魚の大きさや時間によりますし、人それぞれの好みでしょう。私の場合、25センチクラスで、釣行日から中一日おいた夜以降に食べます。

これを知るまで、家に持ち帰っての塩焼きは、焼くと言っても煮る・蒸すに近く、いつまで立ってもカラッと焼けません。網で焼いても身がぐにゃぐにゃで皮は引っ付くし面倒なものです。しかも残留水分がせっかくの魚の皮脂分を分解し、身はパサパサ、塩味は皮やヒレにしか付きません。蛋白な味と化すのです。川魚はどうも旨くないと言う方は是非一度、お試しあれ。なお、川魚だけでなく、お店で買った魚でやっても旨いですヨ。

塩ヌカのレシピ

粗塩1:煎りヌカ10の比率(目安)で混合し、ビニール袋に入れて釣り場に携行します。
分量はどれくらい魚を持って帰りたいかによりますが、先ずは塩20g、煎りヌカ200g位で試してみてはいかがでしょう。

☆釣り場で…
魚のエラとワタを処理した後、水気を切り、塩ヌカ袋に。
このとき、エラの内側、腹腔の内側にもタップリとヌカを詰め込むくらいにしておきます。
鮮度を落とすのは水分です。ヌカにまぶすときは、手ぬぐいで魚の水気を拭き取るのがベストです。ただこれは忙しい釣り場では少々面倒。これは魚との量の兼ね合いで、魚に対してヌカがタップリあるようなら、エラと口蓋に指を通し、水気をチャッと切る位でも大丈夫です。ヌカが吸水の役をします。ヌカのパサパサ感が保てている状態なら大丈夫です。

調理法

帰宅したら冷蔵庫に入れて。
釣ってから中一日(目安)寝かせてから調理にかかります(といっても洗って焼くだけですが…)。

(1) ヌカを流水でよく洗い流します。
ヌカが残っているとそれが焦げるので、良くありません。

 

(2) エラブタの内側や腹腔など、キッチンペーパーなどで水分をよく拭き取ります。
水気が残っていると、焼けるのではなくて煮えてしまいます。

 

(3) グリルで焼きます。

水分が抜けているので火の周りは良好。塩焼きの感覚でいるとあっという間に焼き過ぎてしまいます。
火が通ると、ポンッと身が膨らみ(音はしませんが)、身が引き締まっていますから魚を返すのも本当に簡単です。

 

さて… お味は?
今までに無い旨さと食感に気づかされる… と思います。

粗塩とヌカの配合比と漬けた後の寝かせる時間は、魚の大きさや、食べる人の好みでアレンジしてください。

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