FLAT CR キャブレター

1.各セティング個所の説明
(01)メインジェット
    全開付近の濃度調整が主体となる調整です。
(02)メインエアージェット
    プライマリー式メイン系の場合、
メインエアージェットは、効きが鈍いので
    通常ほとんど交換はしません。
(03)ジェットニードル(ストレート径)
    1/8開度〜1/4開度付近の
    混合比調整を行います。
(04)ジェットニードル(段数)
    1/4開度〜1/2開度付近の混合比調整を
    行います。クリップ位置を下にずらすと濃く
    なります。上にすると薄くなります。
(05)ジェットニードル(テーパー)
    緩いテーパーの物では、全開付近の濃度まで
影響します。1/2開度付近のみを変えたい
    場合、メインジェットと組み合わせて
    交換します。
(06)ジェットニードル(切り上がり)
    効果はジェットニードル(段数)変更と同じです。
    オリジナルのニードルでクリップ段数が調整範囲を
    越えてしまう場合に、この切り上がり違いの
    ニードルを使用します。
(07)スロージェット
    スロー系全体に影響します。
(08)スローエアージェット
    スロージェット同様に、アイドルから
    1/4開度付近まで影響します。
(09)パイロットスクリュー
    アイドル開度付近のみに守備範囲が限られます。
(10)エアースクリュー
    可変エアージェット構造なのでスローエアー
 ジェット変更と同じ効き方になります。
(11)油面
    通常基準値のまま使用します。油面の高低で
    メイン系の燃料の出始めを若干変化させられる
    特性を利用して、加速状態や全開、低速等の
    過渡応答特性を変えることが出来ます。
    但し、調整量は基準値(ケージ油面:9mm)の
    ±2mmの範囲内とします。
(12)加速ポンプ吐出タイミング
    アイドル付近から吐出するように隙間を
    調整するとアイドル回転が不安定になる
    ことがありますので注意してください。
2.スロー系の構造

 FCRキャブレターには以下2種類があります。
 (1)パイロットスクリュー式
    パイロットスクリューの特徴は調整影響範囲が
    アイドル開度付近に限られます。従って、
    大きく調整値を動かしても実走行範囲である
    1/8〜1/4まで影響する事は有りません。
    スロー系の実走行域のセッティングは
    パイロットスクリューでなく、スロージェットと
    スローエアージェットで各バランスを見ながら
    合せていきます。
 (2)エアースクリュー式
    エアースクリュー式の場合、極めて簡単に
    スロー系のセッティングを進める事ができます。
    限られた時間内でセッティングを詰める必要が
    有る時は有効な手段です。パイロットスクリューは、
    各気筒共に均一戻しに(例:全て1回転戻す)
    セットしセッティング作業中はエアースクリュー
    のみの調整を行うようにします。

3.メイン系の構造

 FLAT CRキャブレターのメイン系は
 プライマリー式と称する構造になっています。
 この方式の特徴は、前負荷運転時でも流量が良く
 伸びて、レーサーとしての使用に適しています。
 ただ、メインエアージェットは構造上、空燃比に
 ほとんど影響しません。セッティングは、
 メインジェットとジェットニードルで行います。

4.加速ポンプの構造
 
FCRキャブレターには加速ポンプが装備されています。
 信頼性の高いダイアフラム式ポンプを採用しスロットル
 操作に応じて、ほぼ全開度で機能します。
 加速ポンプ作動開始ポイントはリンクレバーの調整部分と
 リンクレバーの相対セット位置をずらすことにより
 行います。出荷時にポンプロット上部の隙間は
 0.6mmに調整されておりスロットル開度で
 約1/8付近より吐出を始めます。これより早く
 吐出させたい時は、幅調整部を狭くし反対に
 遅くしたい場合は、隙間を広く調整します。
5.今回使用するセッティングパーツ
  基本的に以下の3点でセッティングをしていきます。
  他にもメインエアージェット、スローエアージェット、パルブシート/フロートバルブなどが
  有りますが、特に使用しなくても十分だと思います。
(1)メインジェット(99101−357−□□□□)。私は、#148〜#180を1個ずつストックしています。
番数 部品番号 番数 部品番号
148 1480 170 1700
150 1500 172 1720
152 1520 175 1750
155 1550 178 1780
158 1580 180 1800
160 1600 182 1820
162 1620 185 1850
165 1650 188 1880
168 1680 190 1900
(2)スロージェット(N424−25□□□)。私は、#42〜#52を2個ずつストックしています。
番数 部品番号
38 B38
40 B40
42 B42
45 B45
48 B48
50 B50
52 B52
55 B55
(3)ジェットニードル(N427−0C□□□)
   私はEMR、EMS、EMT、EMS、EMV、FMR、FMT、FMV、GFRを
   2本ずつストックしています。
コード テーパーA 切上りL1 ストレート径d1
  74.20 2.605
  74.65 2.615
  75.10 2.625
0°45’ 75.55 2.635
1°00’ 76.00 2.645
1°15’ 76.45 2.655
1°30’ 76.90 2.665
1°45’ 77.35 2.675
2°00’ 77.80 2.685
2°15’ 78.25 2.695
2°30’ 78.70 2.705
2°45’ 79.15 2.715
3°00’ 79.60 2.725
3°15’ 80.05 2.735
3°30’ 80.50 2.745
3°45’ 80.95 2.755
4°00’ 81.40 2.765
4°15’ 81.85 2.775
4°30’ 82.30 2.785
4°45’ 82.75 2.795
5°00’ 83.20 2.805
  83.65 2.815
  84.10 2.825
  84.55 2.835
(4)エアーファンネル
   ショート(赤) 1130−808−7000  (30)
   ロング (青) 1130−808−7001  (50)
(5)キャブセティングで私が持ち歩いている工具
   ・プラスドライバー
   ・5.5mmドライバースパナ
   ・4mm六角アレンレンチ
   ・3mm六角アレンレンチ
   ・マイナスドライバー(1.0X5)
   ・六角レンチセット(1.5〜10mm)
   ・ラジオペンチ
   ・マグネット付受け皿
   ・タンクホールド用ワイヤー(自作)
6.セッティングパーツの交換方法
  今回はメインジェット、スロージェット、ジェットニードル、パイロットスクリュー
  エアースクリュー、エアーファンネルでセッティングを出していきます。
(1)アイドル混合気濃度の調整
   a.パイロットスクリュー式の場合
     アイドル回転時、及び極低開度域の混合気濃度を調整します。
     (右に回すと薄くなり左に回すと濃くなります。)
     適性な混合比への調整はCO計を使うと便利ですが、
     簡易的にエンジン回転数の増減を目安に調整する方法も有ります。
     各シリンダー毎に最もアイドル回転数が高くなるように
     調整をしていく方法で、調整範囲は1/2回転戻しから
     3回転1/2戻しまでの範囲で行っていきます。
     スロー系のセッティング内容によってパイロット
     スクリューの戻し値は異なりますが一般的には
     3/4回転戻し〜3回転戻しの範囲に入るようにしてください。
     この範囲よりかなり締まり側に寄ってしまう場合は、
     スロージェットを小さく(逆は、大きく)します。
     スロー系のセッティング変更は、アイドル回転域だけでなく
     スロットルの1/4開度付近まで影響するためアイドルだけ
     ではなく低回開度走行域の様子を見ながら行うようにします。
b.エアースクリュー式の場合
  FCRのキャブレターには、パイロットスクリューと
  エアースクリューを併用した使用も有ります。(私はこれ)
  オプションでエアースクリューセットが用意されてい
  ますのでパイロットスクリュー式の仕様でも本来装着
  されているスロージェットを取り外して替りに
  エアースクリューとスプリングのセットを組込むことで
  エアースクリュー式にすることが簡単にでいます。
  エアースクリュー式はパイロットスクリュー式と
  調整範囲が異なります。パイロットスクリュー式は
  アイドル付近のみに影響範囲が限定されますが、
  エアースクリュー式はスロー系全体に影響します。
  スロットル開度で1/4位までの混合気濃度が変化します。
  調整範囲はパイロットスクリュー式より少し狭く
  1/2回転〜3回転位の間で行いエアースクリューの
  調整はパイロットスクリュー調整と反対になるので
  注意してください。
  (右に回すと濃くなり左に回すと薄くなります。)
(2)メインジェットの調整
   左の写真はメインジェットのみの交換の場合です。
   ホールディングボルトを14mmスパナで外します。するとメインジェットが見えますので
   5.5mmドライバースパナで外し交換します。

   右の写真は、フロートチャンバーボディーを3mm六角レンチで外してメインジェットを交換する場合です。
   この時、燃料がかなりこぼれるので受け皿又は、ウエス等を下に引きましょう。
   ウエスを吸気口につめるのが良いと思います、ボルト等がエンジン内に落ちるのを防いでくれます。
   また、フロートに傷を付けないように注意しましょう。
(3)ジェットニードル
   トップを4mm六角レンチで外します。
   4mm六角レンチ又はマイナスドライバーで
   ニードルセットスクリューを外します。
   (エンジン装着時では、スロットルを全開度に
   しておくと作業がやりやすくなります。)

   ジェットニードルをラジオペンチ等で抜き出し交換します。
   交換後ジェットニードルの先端が確実にニードルジェット孔に
   入っているか確認して終了です。
画像作成中
(4)スロージェット
   フロートチャンバーボディーを外します。
   加速ポンプ連結ホースが組まれているので
   連装部分(加速ポンプの構造参照)全てを同時に
   外します。この時フロートや加速ポンプロッド等に
   無理な力が掛らないように注意しましょう。
   スロージェットは、写真で見る位置の奥に有ります。
   マイナスドライバー(幅4〜5mm)を差し込み
   回して取出交換します。
(5)メインエアージェット、スローエアージェット
   キャブレター吸気側の前面部に有るので、
   ファンネルを外します。写真で見ると解りますが、
   2つの調整があります。奥側の大きい方が
   スローエアージェット、手前の小さい方が
   メインエアージェットです。
   間違えないように注意してください。

7.セッティング
 (1)走るための仮セッティング
    まず基本セッティングのままでエンジンをかけて暖機運転を行います。
    エンジンが暖機されたらアイドリング回転数をスロットルストップスクリューで1,300rpm位にし
    安定したところに合わせます。

  a.低開度の仮セッティング
    スロー調整を簡単にするために、別売のエアースクリューの購入をお勧めします。
    キャブレータの前面で調整が出来るた簡単です。(セッティングパーツの交換方法参照)

    (a)エアースクリューでアイドリング時の燃料調整を行います。
       パイロットスクリューの開度は、全てのキャブレターを1回転戻しに合わせます。
        次にエアースクリュー開度は、1回転戻しを調整スタート開度とします。

    (b)エアースクリューをエンジン回転数を見ながら1/4〜1/2開度ずつ調整しながら
       1番エンジン回転数の高い開度を選択します。これを各気筒ごとに行います。

    (c)1気筒の調整を行うと回転数が変わるので、その都度スロットルストップスクリューで
       1,300rpm位に再調整します。

    (d)上記で決めた各気筒のエアースクリュー開度を全て1/4開度ずつ閉めて濃くします。
       アクセルをスナップさせてエンジンの回転の付を見ます。一番良いところにエアースクリューを
       開度を選択して、これで各気筒の調整は完了です。

    (e)調整したエアースクリュー開度が全閉から1/2〜2回転1/2までの範囲で使用しましょう。
       1/2以下になった場合は、スロージェットを大きい番数に変更して再調整します。
       また2回転1/2以上になる場合は、スロージェットを小さい番数に変更します。
       もし使用範囲を超えて使用すると、エアースクリューの効果が無くなったり
       脱落等が発生するので注意しましょう。

 (2)中間域の仮セッティング(スロットル開度1/8、1/4、3/4、1/2)
    スロー系のセッティングが出来たら、アクセルをアイドリングから約1/4〜1/2の開度まで
    スナップさせ引っ掛かりが無くスムーズに回転がつながるかを確認します。

    (a)スムーズにつながらない場合は、ジェットニードルの段数を変えます。
       この際濃いめから見て行くようにします。
       始めの段数と比べて良くなったか悪くなったかを判断して良くなる方向に合わせて行き
       悪くなったら反対方向へ持っていきます。

    これで仮セッティングは完了です。市販されているVTR用のキャブは出荷時の設定で
    乗出し出来るように調整されています。エンジンの仕様を大きく変更しないかぎり
    そのまま行けると思います。まあ勉強がてらに1回やってみるのも良いでしょう。

 (3)本格セッティング
    セッティング前にセッティングシートを作成することをおすすめします。
    アクセルに全閉〜全開までを8等分しマークを付けると、初めての方はやりやすいと思います。
    私もなれるまでは付けました。
    次に各セッティングパーツの影響範囲を見てください。基本的には仮セッティングの要領で作業を
    行っていきます。もしパーツ(ジェットニードル、ジェットニードル、スロージェット等)を
    交換した場合は、仮セッティングの手順で再度アイドリングの調整を行ってください。

    (a)スロー系
       直線が長く少し登り坂で行うと負荷がかかるのでベストでしょう。
       まず2速で2,500回転で低速で走行しアクセルを一気に1/4開度まで開けます。
       この時「ジワ〜ッ」と開けていくのが良いのですが、慣れないとついラフになるので
       根気よく練習するつもりでやりましょうね。

       低開度の仮セッティングで調整した所をいじっていきます。
       やはりここでも、濃いめから試してみましょう。
       (もし濃い、薄いの判断が出来るようであればそちらにそて作業を進めましょう)

    (b)中間域
       中間域は、1/8、1/4、3/4、1/2までの各ポイントの様子を見ながら
       変更していきます。各セッティングパーツの影響範囲を見ながら調整していきますが、
       調整個所は1度に色々な個所をいじらずに1つ1つ潰して行きます。
       1度にいじると傾向が解らなくなりハマリますよ。
       私も何度かハマリました。その時基本に戻って作業しています。

    (c)全開域
       全開域は、メインジェットを中心に調整していきます。
       たとえば、全開でエンジン回転数が出ているにもかかわらず力がない場合は、
       濃くしていきます。方法は走行で、全開にして約10秒位我慢し一気にエンジンを切ります。
       後は惰性で安全なところまで行きプラグの焼け具合を見て判断します。
       町乗りで乗るなら少し濃いめが良いでしょう。
       近道はやはり、シャーシに乗せて計測しながら決めていくのが良いでしょう。

 (4)さあ セッティングしましょう(基本編)
    まずメインジェットを172、175スロジェットを45、ニードルをOCEMT、段数4段、
    パイロットを1回転戻し、エアースクリュー1回転戻し、ファンネルは赤のショート、
    無ければ青のロングでも良いです。それもなければ、パワーフィルターで・・・
    これは、FCRのVTRキットの標準設定だと思ってください。

    まずこれで乗りましょう。しばらく乗って感じをつかみましょう。
    人間って結構思い込みでフィーリングが変わった様な気がしてしまいます。
    確実に体感が変わらなければそのままにします。
    あくまでもこれが基本です。以前のセッティングより・・・と言うことは忘れてください!!

    a.まず全開域のセッティングをします。全開に出来る場所で行います。
      ギヤーは5速か6速で6500回転位からスタートです。必ずマークを見つけてやります。
      (a地点⇒b地点)b地点に来た時の回転数を参考にしてデータをとります。

      (a)高速時の伸びは有るか?
      (b)回転の上がりが鈍くないか?
      (c)プラグの焼け具合を確認しましょう。

      上記をメモしながら「メインジェットのみ」を大きいものから小さいものに変えて
      一通り体感しましょう。すぐ変えるのではなく、感じがわかるまで!!
      まあ、野球で言えば100本ノックと一緒かな?
      (1番よかた物を、チョイスして次に進みましょう)

    b.中間域のセッティングはニードルピンの段数で調整しましょう。
      (1/4開度〜4/4開度で)

      (a)ギヤーは3速〜4速で行いましょう。
         この時、メインはチョイスが終わっているので変えません。
      (b)全体的に力がないか?
      (c)立ち上がりはどうか?

      上記を1段から6段まで変えて上記1.と同じように記録しましょう。
      その中で一番良かった段数を使用します。

    c.低開度のセッティングをします。(1/8開度〜)
      ギヤーは2速から3速位で2500〜3000回転スタートです。
      この時点ではまだスローエアージェット、スロージェット、まだいじらないほうが良いでしょう。
      変更するのはジェットニードルの下の番号(EMT→U→V→W)

      (a)上記1.と同じように記録して一通り行います。
      (b)1番良かったものをチョイスします。
      (c)ここでスローエアージェットを調整します。調整範囲を超えるなら
         スロージェットの番数を上げたり下げたりして、自分のフィーリングに
         有ったところに調整します。
         パイロットは1回転戻しが基本ですからいじらなくても大丈夫です。

    d.ポイントとしては、体感は人によって違う!!
      (アクセルワークも。アクセルのスナップは丁寧に!!)
      必ずa地点→b地点で記録をとり、今変えているセッティングパーツ以外はいじらないで、
      そのパーツを一通り試してみる。そして良いものをチョイスすることです。
      とにかく、キットで売り出されているものですから、それなりにデータをメーカーは
      採てパーツを組んでます。

      さあ頑張って、やってみましょう!!

 (5)セッティング結果の実例(応用編)

  a.ノーマルエンジン、インシュレータ、カムシャフトは輸出用に交換、ECUはレース用装着、
    BOMBER998HマフラーRACE

   1回目:全体的に力がないが回転数はがって行く。エアースクリューを調整。
   2回目:ちょっと良くなるが中間域から全開域が気だるそうに回っていく。
       ジェットニードルの段数を3段に調整。
   3回目:全体的に歯切れよく回っていくが、やはり下が今一つ鈍い。
       パイロットスクリューを1回転戻しに調整。
       エアースクリューも調整。しかし調整範囲を超えたのでスロージェットを#45に上げる。
   4回目:下が大夫良くなったが、ど〜んと力が出て少し沈んでから回るような感じ。
       回ってしまえば問題ないが・・・
       エアースクリューを1回転戻しに調整。
   5回目:どっか〜んとフロントを上げながら一気に加速!!。
       全開域で少しバラつく。プラグをチェック。
       ちょっと濃いようなのでメインジェットを交換。
   6回目:良くなったが、中間域から全開域で今一つ。ジェットニードルの段数を4段に調整。
   7回目:全体的にフラットに回っていく。

メインジェット スロージェット ジェットニードル パイロットスクリュー エアースクリュー ファンネル
品番 段数
172 175 45 OCEMT 1回転戻し 1回転戻し ショート

  b.エンジン吸排気ポート研摩、1mmオーバーサイズハイコンプピストン、
    インシュレータ、カムシャフトは輸出用に交換、
    ECUはレース用装着、BOMBER998HマフラーRACE

    1
回目:前回のセッティングで乗る。中間域から全開域でバラバラいう。
       ガソリンの吸い込み量がたりないのか?!
       ファンネルをロングに変えてキャブの流量を稼ぐ。
   2回目:バラバラ言わなくなったが。下がダメ!!パイロットスクリューを1/2戻しに調整。
   3回目:出だしだけいいが、続かない。エアースクリューを1回転1/2戻しに調整。
   4回目:下が大夫良くなったが、ど〜んと力が出て少し沈んでから回るような感じ。
       回ってしまえば問題ないが・・・
       エアースクリューを調整。
       しかし調整範囲を超えたのでスロージェットを#48に上げる。
   5回目:大夫良うなったが中間域にはいる前に谷がまだ有る。
       エアースクリューを2回転戻しに調整。
   6回目:良くなった。でももう少し行けそう。エアースクリューの調整範囲を超えたので
       スロージェットを#50に上げる。
   7回目:スローは良くなった。どっか〜んと力がでてそのまま持続し中間域に!!
       中間も問題なし。そこから一気に全開域。わ〜ブラックアウトしそうになる。
       VTRのエンジンいじるとこんななっちゃうのね〜 と思いながらフルブレーキ!!
       だんだんなれてくると、全開域でもう少し伸びが欲しい。
       ハイカム入れればさらに良くなるんだけど・・・

メインジェット スロージェット ジェットニードル パイロットスクリュー エアースクリュー ファンネル
品番 段数
172 175 50 OCEMT 1回転戻し 1回転1/2戻し ロング

  c.bの仕様でシャーシに乗せてパワーチェックと中間域から全開域の再セッティングを行いました。
    結果は、後輪出力で124.7ps、11.6kg−mでした。
    詳細は、データベースのDynojetを見てください。

メインジェット スロージェット ジェットニードル パイロットスクリュー エアースクリュー ファンネル
品番 段数
150 152 48 OCGFR 1回転戻し 1回転1/2戻し ロング

  d.プラグの焼け具合
    左が1番、右が2番です。綺麗にきつね色に焼けてますね!!(2001年4月16日交換時)

  e.補足
    こんな感じで、セッティングが終わったらあとは好きな峠を走りますが標高の低い所(200mm)で
    セッティングしていますから高い所では、燃料が濃くなってしまいます。
    でも1度あたりを出しているので、ジェットニードルの段数を現在の設定から1〜2段下げて燃料を
    薄くしてやると楽しくはしれるでしょう。またエアースクリューの調整も1/4〜1回転の
    範囲で調整すれば良いかと思います。ちなみに私はそうして楽しんでいます。

  f.流速について
    流速はキャブの吸気側から入り込む空気の速度を言います。
    入り口が狭いほど流速は早くなり広くなるほど遅くなります。したがって、ショートファンネルは
    ロングに比べて流速は遅くなります。
    同様にエアークリーナー仕様の場合は、ファンネル仕様に比べて流速が少なく燃料が薄くなる
    傾向になります。(吸い込むスピードが遅いので燃料が少なくなります)
    ラム圧ボックスなどは、走って風を取り入れその抵抗を利用して流速を稼いでいますが、
    やはりファンネル仕様に比べると流速は少なくなります。
    判らない方は、家の窓に蚊取り線香やたばこを置いて煙の流れを見てみましょう!!
    窓を大きく開けた場合と狭くした場合での風の流れを見ればその原理が判ると思います。

あとがき

VTRのFCRキットは、出荷時、基本セッティングが済んでいるため、大体がそのままで走行可能です。
私は、ハルクプロから出ているFCRを使用しています。
エンジンチューニングやマフラーを変えた場合は、出荷状態でセッティングしていくことをおすすめします。
セッティングで各パーツを変更した場合は、前記で述べたことを頭にいれ、
根気よく丁寧にセッティングを出して行きましょう。
わからないことが有れば、掲示板、メールにてお聞きください。わかる範囲でお答えします。