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4月29日: 「CLANNAD」(WIN(全年齢), key) (あらすじ) 校門まで残り200メートル。そこで立ち尽くす。 「はぁ」 ため息と共に空を仰ぐ。その先に校門はあった。誰が好んで、あんな場所に校門を据えたのか。長い坂道が、悪夢のように延びていた。 「はぁ…」 別のため息。俺のよりかは小さく、短かかった。隣を見てみる。そこに同じように立ち尽くす女の子がいた。同じ三年生。けど、見慣れない顔だった。短い髪が、肩のすぐ上で風にそよいでいる。 「この学校は、好きですか」 「え…?」 いや、俺に訊いているのではなかった。 「わたしはとってもとっても好きです。でも、なにもかも…変わらずにはいられないです。楽しいこととか、うれしいこととか、ぜんぶ。…ぜんぶ、変わらずにはいられないです」 たどたどしく、ひとり言を続ける。 「それでも、この場所が好きでいられますか」 「わたしは…」 「見つければいいだけだろ」 「えっ…?」 驚いて、俺の顔を見る。 「次の楽しいこととか、 うれしいことを見つければいいだけだろ。あんたの楽しいことや、うれしいことはひとつだけなのか? 違うだろ」 そう。何も知らなかった無垢な頃。誰にでもある。 「ほら、いこうぜ」 俺たちは登り始める。長い、長い坂道を。 ノベルゲームに「泣きゲー」のジャンルを確立させたkeyさんの最新作です。かつて「Kanon」、「AIR」では多くのプレイヤーの涙を搾り取りました。特に「泣かせる演出」についてはいまだ「AIR」を超えるノベルゲームには出会っていないと個人的に捉えています。感動ゲームの横綱と言っても良いメーカーさんですが、残念ながら新作の発売が延びに延びてしまいかつての熱狂はかなり失われています。「AIR」の発売が2000年ですから約4年ぶりのお披露目です。果たしてこの新作で燻ぶった種火をもう一度燃え上がらせることができるのか・・・という視点でプレイしても良いのですが、これでは前作の比較ばかりに終始してしまいストーリーを堪能する余裕がなくなる危険があります。更に良くも悪くも話題になりやすい作品なので、他者の意見を見てしまうと大きく影響を受ける可能性があります。ですから本作についてはコンプリート(もしくは挫折)するまでいつも以上に情報をシャットアウトして純粋な気持ちでプレイしていきたいと思います。伏線を伏線と気づかずとんちんかんな感想を書くこともあるでしょうが、許してやってください。 主人公は学校をさぼりがちなアウトロー的立場な少年。今日も遅刻しているにもかかわらず特に慌てるでもなく校門までの坂道をやる気なく上っていました。そんなある日、主人公の隣で同じく遅刻確定の学校に足を進める少女がいました。彼女の名前は古河渚。彼女は長期に学校を休んだ影響で、いまだ学校に馴染めず毎日の登校を躊躇していました。事情は違いますが、同じく学校に溶け込めない者同士の二人。主人公と渚はほのかな親近感を覚え、自然と声を掛け合うようになります。そしてお互いの素性を少しずつ打ち明けるようになり・・・という形で話が進んでいきます。 出だしはそれほど強いインパクトはありませんが、会話や場面転換が滑らかなので自然と本作の世界に入り込むことができました。ただの日常会話でも不思議と読ませてくれます。洗練された文章と書くと言いすぎですが、序盤から飽きさせない文章を見せてくれるというところは個人的にポイント高しです。ただギャグについては以前ほどのはっちゃけぶりがないところはファンとしては賛否の分かれるところでしょうか。まだ序盤なのでこれからが本番なのかもしれませんが、全体的に抑え目です。現時点では主人公の親友・春原陽平とのやり取りが所々クスリと笑わせてくれますが、ブラックな要素が大きいので手放しで笑えないところが難点です。 本作の主人公は遅刻・サボりが常習の反社会的な性格を持ち合わせていますが、序盤から理由が明かされるためそれほど強い拒絶感はありませんでした。むしろ今後ヒロインとの出会いでどのように変化していくのか楽しみです。陽平は主人公以上にアウトロー気質で、後輩から小銭を巻き上げるなど時々受け入れがたい行動をとっています。ただ彼の場合も別の方面(主人公やラグビー部)からひどい目を受けているので、ギリギリ許容範囲内でしょうか。彼も主人公同様心に傷を持っており、その経緯から主人公と気が合っています。 ヒロイン候補は取説を読むとたくさんいるのですが、最初は渚単独に絞るつもりなのでできるだけ登場させないようにしています。まず今回攻略対象でメインヒロインの古河渚。半年以上の長期休学をとっていたため、学校にうまく馴染めず、校門で躊躇していたところ主人公と出会います。性格は引っ込み思案ですが、相手のことを自分以上に思いやる優しさと慎ましさを持ち合わせています。ただ色々な意味で純粋なため、やさぐれ気味の主人公と時々会話がチグハグになる時も。自分に話しかけてくれた主人公のことを全面的に信頼しています。 他に登場したのはクラス委員長・藤林椋と彼女の姉・杏。クラス委員長というとお堅いイメージがありますが、椋の場合は仕事を押し付けられた大人しい女の子というイメージです。ただ主人公相手でも態度を変えず、授業をサボりがちな主人公を心配して時々話しかけてくれます。占いが得意でクラスでも人気があるようですが、その手法はかなり怪しく・・・。姉の杏は椋と正反対の活発で姉御肌な性格。隠れて原付を乗り回しています。彼女は主人公・陽平もたじろいでしまう豪快さを見せてくれます。 椋は主人公とのやり取りですぐに赤面して表情が可愛いです。彼女は取説の扱いを見ると攻略対象に入るのか微妙なところです。もしサブキャラ扱いだともったいないですね。杏は喧嘩友達としては会話が楽しめそうですが、傷持ちの主人公の心にどこまで入っていけるのか、きっかけが難しそうです。 現在前半を進めていますが、まず渚の両親との出会いが面白かったです。殺伐とした主人公に初めて和みを提供してくれて、安心して彼らのやり取りに笑うことができました。あとは渚の頼みを椋が告白と勘違いとしてアタフタするところ。これは主人公と陽平の嘘情報が悪かったのですが、途中の妙に艶かしい描写が面白かったです。逆に前半でジンワリと来たのは、主人公の傷を図らずも渚が踏み込んでしまい、一時二人がギクシャクしてしまうところ。主人公が二階から一人で食事をとる渚を見かけたとき、どう行動をとれば良いのか躊躇しますが、この時渚がとった行動にはハッとさせられました。序盤の他愛無い日常会話がこのシーンの伏線になっていたとは・・・、前半から感心させられました。 本シナリオはメインの話と同時進行に幻想世界の話が展開します。こちらは日常編とは違って退廃的なムードが漂っています。この話が今後どう繋がるのか全く不明ですが、語り部の自分と幻想世界にただ一人登場する女の子の行く末が気になります。 序盤はこちらの波長にうまく合ってくれたので、このまま物語に浸ってプレイできそうです。渚の長期休学の理由とともに、今後二人の関係がどのように変わっていくのか先が気になります。そういえばまだOPがなかったですね。このメーカーさんのOP/音楽は美しいので毎回楽しみにしています。取説には歌詞が載っているので、話がある程度進んだら見せてくれるのかもしれません。 4月25日: 最近、うんざりする程ウィルスメールが多いです。おかげでうっかり大事なメールを見逃してしまう時も・・・。一度メールアドレスを変更するべきでしょうかね。 今期アニメは「美鳥の日々」「愛してるぜベイベ」辺りが視聴継続かな。ただ毎回感想を述べる心境にまでは至りませんでしたけど。今夜キッズステーションでやる「恋風」に期待です。 てんたま2wins(PS2, キッド) (ストーリー)10月31日ハロウィンで賑わう街。主人公、晶の元にやって来た二人の女の子。とっても元気な女の子は顔もそっくりな双子。しかし晶は双子の背中に本来無いもの・・・「羽」を見つけてしまう。双子の女の子はなんと「見習いの天使」。紅絹と加絵と名乗るその双子は、晶を選ばれた者として幸せにしてやると言う。晶は幸せになれるのか?紅絹と加絵は・・・? 前作「てんたま」「てんたま-1st Sunny Side-」プレイ済みです。「1」はホノボノした絵柄と裏腹に衝撃的なプロローグを見せてくれて印象深い作品でした。その続編ということで以前から気にはしていたのですが、なかなかプレイする時間がとれず今まで様子を見ていました。このたびオススメを受けたことと、前作とリンクした話が見られるということでプレイを決意しました。 主人公は単身で親戚の渡瀬家に引っ越してきた高校一年生。渡瀬家といえば前作のヒロイン・渡瀬双葉の生家です。主人公はかつての双葉の部屋を借りて、アルバイトをしながら柊咲高校に通っています。まずこの主人公の設定で前作好きの人は惹きつけられますね。主人公は双葉のことをほとんど覚えていないようですが、彼女の両親と一緒に住んでいるので今後前作の話題が持ち上がりそうな予感です。他に渡瀬家で暮らしているのはかつての飼い犬・ラキシスの子供2匹と双葉の妹・観月(2歳)。双葉の妹は「1st Sunny Side」の時にチラッと登場した赤ちゃんですね。あれから成長したのかと思うと感慨深くなります。 主人公はできるだけ渡瀬夫妻の負担にならないように観月の世話を積極的に引き受けています。そんなある日二人の女の子が主人公の体に落ちてきます。紅絹と加絵と名乗る背中に羽のついた双子の女の子。そう、前作でやたらとハイテンションだったあの不良(見習い)天使のことです。前作で見せた柄の悪さは今回も健在、むしろパワーアップしていると言っても良いです。初対面かつテスト対象者であるはずの主人公の部屋をいきなり乗っ取ろうとする極悪さを見せていました。主人公に初っ端から「悪」扱いされているところが笑えました。 紅絹と加絵は卒業試験合格のため主人公を幸せにしなければなりません。しかし当の二人は全くやる気なし。目下の関心事は寝床と食事の確保という獣同然の見習い天使達です。前作の感想でこんな天使見習いには着て欲しくないと感想に書きましたが、今回それが実現したわけです。対象者に拒否権はないのでしょうか。前作の花梨と比較すると、天国と地獄の差ぐらい待遇が違うのですが・・・。何はともあれ今回の主人公・・・、ご愁傷様です。紅絹と加絵はとても恋愛対象にはなりそうにもないですが、ペットとして見れば結構親しみが持てそうです。二人の寝床が本当に押入れに決定したところは思わず笑ってしまいました。こういう扱いなら今後色々暴走されても微笑ましく観察できそうです。ついでにストーリーを通して少しは成長してくれれば嬉しいのですが。 主人公に関わるヒロインはまず真田純菜。聖沙女学院の1年生で、主人公のバイト先・「あいみるちゃ柊咲店」の募集広告を見て店にやってきました。なかなか決心が固まらず店の前で躊躇していたところを主人公が見かけて、彼女を店に招き入れます。以後、彼女は主人公に信頼を寄せるようになります。性格は控え目で礼儀正しいですが、自分の意見をなかなか変えない芯の強い面もあります。外見や立ち居振る舞いは前作の初音さんに似ていますが、どこか儚げな感じは双葉を思い出させます。 また純菜は主人公同様、天使見習いの「対象者」の一人です。3人目の天使見習い天使は栞里。前の落ちこぼれ見習い天使とは違い、純菜のために一生懸命幸せ探しをする健気な女の子です。雰囲気的には前作の奈菜と似ています。う〜む、この子の方がよっぽどヒロインらしいのですが・・・、あの二人とトレードできないものでしょうか。花梨級のストーリー展開が可能だと思うんですけどね・・・(でも今回はサブキャラ扱いなのでしょうね)。小首をかしげた時の立ち絵が可愛いです。 主人公のアルバイト先で出会ったのは主人公と同じ学校に通う五十嵐真雪。明るく面倒見の良い性格で、初対面の主人公ともすぐに打ち解けてしまいます。ただそれが高じてお節介やきな面が見られます。幼馴染の西園幹也はそんな彼女に苦手意識を持っています。前作の千夏と貴史の幼馴染コンビはお互い好意を持っている間柄でしたが、今回そのような関係については少し薄れているようです。むしろ真雪は主人公をかなり意識しているようで、色々アプローチをかけてくれるところは真央を思い出させます。色々嬉し恥ずかしのシチュエーションを見せてくれるでのすが、他ヒロイン狙いの時は断るたびに罪悪感を抱いてしまいそうです。救済の意味でも彼女のストーリーはできるだけ早くクリアしたいものです。 あと一人雪村明日香という女性がヒロイン候補なのですが、現時点では登場せず。落ち着いた眼鏡美人という印象ですが、取説では時々抜けた行動をとることがあるそうです。前作の初音と親友同士ということで色々とドラマを見せてくれそうです。 細かいところではスタート時にドラ音が鳴るのが密かに気に入っていたりします。絵柄はまずまず好みです。あの双子の天使でも表情によっては可愛いと思う時がありました(個人的に企み顔の時が一番気に入っています)。OPについては歌は良いのですが、映像が立ち絵の流用が多くて少し地味な印象を受けました。ゲーム中の音楽は比較的耳に入りやすいです。 それではストーリーの概要を掴む意味で最初は純菜シナリオを目指して進めたいと思います。今回はストーリーを進めるのに選択肢を選ぶだけでなく、ステータス値も分岐に関係しているそうです。ステータス値はバイトや特訓を選択してレベルアップしていきます。これがどの程度ストーリー展開に関わるのかは分かりませんが、あまり厳密な点数で分岐条件が決まるのは勘弁して欲しいところです。最初は反応を見る意味も込めて満遍なくポイントを上げていくことにしましょう。 4月18日: 「Gunslinger Girl」(PS2)のゲームを購入しました。本来の目的は付属しているアニメ1話〜5話だったのですが、ゲームの方も思いの外面白かったところは収穫です。自キャラ・敵キャラ構わず動き回っているところが賑やかです。後半はアクションセンスを要求されそうなので、コンプリは難しいかもしれませんが、できるところまで進めてみましょう。女の子が銃で敵をバタバタと撃ち殺していくところは今までのゲームにないシュールなシチュエーションです。アニメ・漫画ではまった人がゲームに挑戦し、ゲームから入った人がアニメを見て更にはまるという循環はメディアミックスの理想と言えるのでぜひ成功して欲しいですね。もちろん両者が一定の水準を満たしているというのが大前提ですが・・・。 ドラゴンクエストX、クリアしました。さすがヒット作だけあって、最後までだれることなくプレイできました。レベルアップすると次はどんな特技を覚えるのかが気になって、経験値稼ぎもなかなか楽しめました。ストーリーはある意味王道で、感銘を受けるほど深くはありませんでしたが、RPGの場合これぐらいの方が押し付けがましくなくて入り込みやすいです。ゴールドオーブの行方が判明した時と奴隷島でマリア兄の書き置きを見つけた時は少しウルッとさせられました。綺麗なムービーがなくても演出でここまで魅せられる良い例ですね。一つ残念なのはラスボスが・・・(以下ストーリーに大きく触れるので注意) ・・・あまりに格好悪いところでしょう。延々とエビルマウンテンを登ってついに頂上に到達すると、奥で腕組みをしているラスボスらしき人物を発見!いよいよ魔王の中の魔王とご対面!どんな高貴な御姿をしているのかと期待して向かったら・・・・、現れたのはやせ細ったご老体・・・。別に姿が老人であることを格好悪いと言っているわけではありません。漫画「ドラゴンクエスト・ダイの大冒険」で出てきた大魔王バーンも姿は老人でしたが、周囲を圧倒する威厳を持ち合わせていました。でもラスボス・ミルドラースは・・・ただの貧弱な老人にしか見えませんでした。第二形態に変身した時は今度こそと期待したのですが、今度は豚もどきの化け物・・・。これにはガクッときましたね。三世代に渡る因縁の行き付く果てがこれとは・・・、ストーリーも大事ですがビジュアルも外してはいけないと痛感した瞬間です。 敵の中では幹部・ゲマが絶えず陰湿な罠を仕掛けてきてインパクトがありましたね。後半はゲマに一矢報いることが大きな目標となっていました。最後は思いっきり取り乱して欲しかったのですが、あっさり消滅してしまったのが少し不完全燃焼。あとは光の教団やブオーンなど魅力的な敵がたくさん登場したのですが、幹部間で接点がほとんどないため敵の強大さがあまり伝わらなかったところも残念でした。魔物は徒党を組まないという設定なら余計な感想なのかもしれませんけどね。 本作は親子でパーティーを組めるところが印象深かったです。戦力としては劣っていても最終戦は主人公・フローラ・息子・娘で臨みたくなります。フローラは復活が遅れたので最初はどうしても主人公達より見劣りしてしまいますが、レベルアップを頑張れば娘と共にイオナズンの連続攻撃を使えるのが強みです。会話も母と子供のやり取りがあって和みますしね。そういえば親子で思い出しましたが、違和感のあった出来事が一つ・・・。フローラが石化された後、後ろめたさいっぱいでルドマンのところに向かったのですが、出迎えた時の話題はツボのことばかり・・・。おいおい、少しは娘のことを気にかけてよとツッコミを入れたくなりました。もう片側の家族(主人公の石像を買い取った家族)は子供がさらわれて絶望の淵に沈んでいたのに・・・。更にフローラ復活後に挨拶に行っても、ルドマンはブオーン退治の件で大喜び状態・・・。一応フローラに気づいて話しかけてはいましたが、せめて最初ぐらいは感動の再会シーンを見せて欲しかったです・・・。ビアンカの方がよほど気にかけていた気がします。 マリアの兄の件はエピローグできちんとフォローされていてホッとしました。あのままマリアに知られることなく忘れられるのかと心配していましたので。 あとは天空城を復活させるために主人公が過去に戻るところは心憎い演出でした。ゴールドオーブのすり替えはなるほど!と感心させられました。でも主人公からすれば過去に戻ったら父親を助けようともっとあがいたかもしれませんね。たとえ叶うことはなくても・・・。 というわけで飽きっぽい私が最後までプレイできたので「ドラクエV」はかなり熱中できるRPGだと思います。難易度も攻略情報がなくてもクリアできるレベルでしたしね。あともう少し突き詰めたいのはモンスターの育成ですね。後半はほとんどモンスターを仲間にできませんでしたから、もっとこちらが強くならないと無理なのかもしれません。メタル系やドラゴン系を仲間にできれば育成が楽しめそうです。 4月11日: サイトをやっていて充実感を感じる時の一つに誰も知らないような作品を掘り出し物として紹介するときがあります。万人には受けないけれど、ごく一部の人にでも好評を得られれば「よしっ!」という気持ちになります。最近は時間が惜しいため地雷覚悟で何でもかんでも手を出すことは少なくなりましたが、それでも店頭で衝動買いする時のワクワク感は今でも持ち続けています。偶然自分の波長に合った作品に出くわした時は紹介せずにはいられません。 「かりん」(角川書店、影崎由那) (概要)「血が増えるなんて、一家の恥だ!」吸血鬼一家の落ちこぼれ、果林の生活は転校生の雨水健太が現れてから激変!胸の鼓動がこんなにも高まるのはなぜ!?影崎由那が描く、恥じらいの学園ラブコメ! この作品は正直絵柄で購入したようなものです。後から知ったのですが本作の作者さんは「Never7」の原画をされていた方らしいですね。どうりで不思議な親近感を覚えたわけです。表紙のかりんちゃんの訴えげな表情に半ば条件反射的にレジへ向かってしまいました。ここでストーリーが面白くなかったら「絵が好みだった、終わり」となるわけですが、読み進めていくとなかなか笑える要素が満載です。主人公・かりんは吸血鬼一族なのですが、家族の中でただ一人昼よりも夜が苦手で、更に一定の周期で血が増えてしまうという正反対の体質の持ち主。そのため誰かの血を吸うのではなく逆に血を与えないと大量に鼻血を出してしまうという設定になっています。かりんの設定が吸血鬼ではなく増血鬼である点がまず意表をついていますが、これだけでは一発ネタで終わってしまいます。読み進めて面白いと感じたのはその設定に対するかりんの滑稽なほどオーバーなリアクションにあります。基本路線はかりんが吸血鬼の正体がばれないよう平穏に学園生活をおくろうと奮闘する内容なのですが、ばれそうになった時のかりんの言動がもうとにかく可愛いというか笑えるというかエロチックというか・・・・、ページいっぱいに彼女がアタフタする様子を描いています。表情も仕草も実に生き生きしていて読み終わった後にもう一度読み返したくなる楽しさが詰まっています(鼻血・鼻水がトレードマークというヒロインも珍しいです)。おまけページのノリの良さからも作者さんは楽しんで描いているんだろうなあと窺わせて、読むと明るい気持ちにさせてくれる作品です(個人的に2巻おまけページにあったまな板の鯉状態のかりんがツボにはまりました)。表紙の絵柄に惹かれた人なら手を出せばもっと嵌ること請け合いです。 主人公の相手役は転校生の雨水健太。見た目はコワモテですが、性格はいたってまともです。そんな彼がかりんの特異な行動を目撃したことにより引き返せない領域へと嵌っていきます。最初は秘密を持つヒロインを追いかける役柄でしたが、途中からヒロインをサポートする役柄へと変わりつつあります。今後は彼の目を通してかりんの悩みを描いてくれそうな予感です。話全般はライトですが、ところどころ家族とかりんが違うところを描いていたりと、今後別離を窺わせる重い展開がありそうな構成になっているのが気になります。今後健太視点で描いていけば、後半はシリアス展開にもできそうで、今後色々といじれそうです。 本作は小説(かりん増血記)も出ているようですね。漫画版は読み終えたので、引き続き小説版にも手を出したいと思います。面白ければ引き続き感想を書きたいと思います。 4月11日: ドラゴンクエストX:時間の合間にチョコチョコプレイしているのでなかなか進みませんね。1日ぐらい使ってドップリプレイしたい面白さがあるのですが・・・。 というわけで前回はビアンカとフローラ、どちらと結婚するかのところで終わりました。しばらく悩んで、他サイトの感想を少し覗いて比較した結果・・・、今回はフローラと結婚することにしました。理由は1.フローラの方が会話が面白そうだったこと、2.フローラの方が戦力に期待できそうだったからの2点です。 まず1.は今まで温室育ちだったお嬢様がいきなり冒険に出発する時のギャップが楽しめそうという期待があったからです。ビアンカと思い出巡りするのも良いですが、やはり冒険の醍醐味は未知の世界を探索する喜びを分かち合いところにあると思います。フローラならどんな些細なことでも大きく反応してくれそうで会話に弾みがつきそうだと想像しました。あとは主人公にとってビアンカは異性よりも家族として強く意識しているのではないかなあと感じました。頼りになるお姉さんとして主人公が安心できる場所を提供してくれる存在のような気がします。ただそれでもビアンカとの二人旅がもう少し長く続けば、立場は逆転していたかもしれませんけどね。再会時、ああいう事情がなければ、もっとゆっくり絆を深めることができたでしょうに・・・。いずれにせよ一緒にいる時間が短すぎました。 2.についてはフローラの方が強力な魔法を覚えてくれそうな期待感があったからです。正直今までの冒険中にビアンカの攻撃力・魔法はあまりアテにしていなかったので、今後もパーティーのレギュラーとして置いておくのは少し不安がありました。もしかしたらフローラも同じかもしれませんが、今後の成長に期待して実力未知数のフローラに賭けてみることにしました。 フローラに結婚を申し込んだ主人公。フローラから「本当にいいのですか?」と念押ししてきて一瞬決心がぐらつきかけましたが、そのまま意思を貫き通しました。沸き立つ観衆、そして流れるように結婚準備へと移行します。しかしその間選ばれなかった側は放置状態・・・。一体何を想っているのかと想像すると胸が痛みます。 結婚式は船上で行われました。ゆっくり船上を見学しようかと思ったのですが、準備OKの回答をしたらそのまま強制的に連れられて結婚イベントは終了してしまいました。う〜む、結婚式前に一度フローラやビアンカ達とゆっくり会話をしたかったのですけどね・・・、残念です。 結婚式後、旅立つ主人公とフローラ。ビアンカとは結局一対一で話せずじまいですか。周囲がバタバタしているうちに知らぬ間にフェードアウトしていったのがある意味生々しいですね・・・。しばらくこちらから会いに行くのはやめておいた方が良いというメッセージなのかもしれません。とりあえずルドマンから船をもらったので新婚旅行を兼ねてゆっくり世界を回ってみます。 結婚式を行ったカジノ船、天空の兜があるテルパドール、メダル王の城を回った後、チゾットを経由してグランバニア城へ。どの地を訪れてもフローラは喜んでくれるので案内のしがいがありますね。他の女の子と話していると、プチ嫉妬してくれるところも初々しくて良いです。チゾットで途中倒れてしまいますが、何か病気イベントでもあるのかな?と思っていたら、まさかああいうオチにもってくるとは・・・。いやはや本当にいつの間に?といった感じですね。 グランバニアで主人公が実は正統な王位継承者と判明。これは最初から予想済みでした。上のインパクトにはかないません。サクッと王位継承の試練をクリアして、これで名実とともに王様と認められたと思ったら、祭典中に罠にはめられてフローラがさらわれてしまいました。主人公は周囲の静止を振り切ってフローラを助けるべくデモンズタワーに単身で乗り込みます。 デモンズタワーで因縁の敵・ジャミとの対決。フローラの援護もあり何とか倒すことができましたが・・・、うぐっ・・・、こういう展開に持って行きますか・・・。この作品、時々主人公をどん底に叩き落すようなドライな仕打ちを突きつけてくるので油断できません。時間の流れる映像を淡々と見せることで、逆に主人公の無力感・痛々しさを印象付けていましたた。そしてどれぐらいがの時が経ったのか・・・、ある日2人の子供と1人の男が主人公の元に訪れ主人公の時間は再び動き始めます。さて、ここからどう巻き返していくのか・・・。まだ敵の正体すらはっきりと見えない不利な状況で主人公の苦難はまだまだ続きそうです。 4月4日: 新規アニメが続々と開始されましたね。どれを視聴決定し、どれを切るかは現在考え中。 ドラゴンクエストX:ただいま中ハマリ中。目下のところ娯楽の時間はすべてこれに費やしているという感じですね。モンスターの育成が意外にはまります。使い捨てのつもりで冒険に参加させていたのに、未だにスライムが主力メンバーだったりします(笑)。スピードの速さがやはり魅力的ですね(あとは全体攻撃の武器が使えるところとか)。メタルスライムを仲間に出来たら良いのですが、残念ながら未だ叶わずです・・・。 (以下ストーリーに触れるので注意) 幼馴染のビアンカの生家はすでに別の家族が住んでいました。何やら病弱な父親の療養目的で遠方に引っ越したようです。感動の再会を期待していただけにこの展開は焦れさせてくれます。仕方がないので(?)、ヘンリー王子の騒動を先に片付けることとしましょう。 ラインハット城では太閤が王を傀儡にして軍備を拡張させていました。城の噂を聞くたびに表情を曇らせ考え込むヘンリー王子。過去の自分の行いを内省しているのでしょうか。でも予想していたほどヘンリー王子自身の悪口は聞かれませんね。それだけ今の体制が苦しいのかもしれません。 秘密の地下道からラインハット城に潜入すると、なぜか牢屋に拘束された太閤の姿が・・・。なるほどヘンリー王子の拉致に成功した後、協力関係だった魔物たちにあっさり裏切られたのですね。現在城にいる太閤の正体は魔物だったようです。正体を暴くためにはラーの鏡が必要。その資格を得るためには修道士の協力が必要なのですが・・・、おおっ!奴隷時代で一緒だったマリアがついてきてくれるのですか。このまま三人パーティーで・・・と期待したのですが、残念ながら彼女は戦闘に参加しませんでした。 マリアの協力で偽太閤の正体を暴いた主人公はそのまま魔物と戦闘。火炎攻撃がかなりきつかったですが、連発される前に集中攻撃を行い何とか倒すことができました。こういう時主人公しか回復呪文を持っていないと辛いですね。パーティーにもう一人(一匹)ぐらい回復役を育てないと・・・。 偽太閤を倒し、ラインハット城を解放した主人公。おおっ、ここでヘンリー王子がパーティーから外れるのですか・・・。王の権利を放棄すると言っていたのでそのままついてくるのかと思ったのですが、これは意外でした。まあ、彼の目的は達成されたので、これが自然なのでしょう。ではマリアと一緒に二人旅を・・・と思ったら彼女も残るのですか(苦笑)。うぅ、これからの旅の道連れはモンスターだけですか〜。旅の途中で会話ボタンを押しても鳴き声しか返ってこないので寂しいです・・・。 ラインハット城が解放されたので、船の運航が再開されたそうです。それで、どこに船が留まっているんだ?・・・とラインハット城周囲をかなり探し回りましたが、実は幼少期の時に初めて着いた港に停留していたんですね。大昔のことなのですっかり忘れていました。おそらく当分戻って来れないと思うので、今のうちに行けるところはすべて探索して、ある程度経験値稼ぎをした後、船に乗り込みました。 カボチ村でモンスターに畑を荒らされて困っているという情報を聞き、早速向かいます。この辺りからモンスターの登場数が結構増えてきます。こちらは人間が一人なので、モンスター集めを気合入れて行わないとやっていけません。ですからスライムナイトを早めに仲間に出来たのは大きいですね。攻撃力も強いし、回復魔法も使えるしで重宝します。あとはドラゴンキッズを仲間にして攻撃優先のパーティーで進めてみました。しかし実際のところ、当たり前のようにモンスターを引き連れている主人公を見て、町の人はどう思っているのでしょうか・・・。腐った死体とか連れていたら、出入り禁止になりそうです(笑)。 西の洞窟で噂の魔物・キラーパンサーと遭遇。しかしこの魔物はかつて主人公とビアンカが助けたあの子猫でした。話しかけると戦闘に入りますが、ビアンカのリボンを見せると大人しくなります。偶然このイベントに関しては事前情報を知っていたので失敗しませんでしたが、もし全く予備知識がなければそのまま退治していたかもしれません。まあ、それでも戦闘後に父親の剣を見てピンと来たと思いますけどね。キラーパンサー(私はモモという名前にしました)を仲間にしてカボチ村に戻ると、村人から魔物とグルだったのかと糾弾されます・・・。まあ、状況的にそう思われても仕方がない部分はありますが・・・、村の子供のように魔物を大人しくさせた(服従させた)と解釈する大人がいてくれても良いのに・・・。微妙な後味の悪さを残してカボチ村を発ちます。 「ルーラ」の魔法を入手するイベントを終え、そのままサラボナへ。そこで兵士からヘンリー王子が結婚したという話を聞きます。まさか結婚の相手は・・・とドキドキしながらラインハットに戻ると、やはりヘンリー王子の隣にはマリナの姿が・・・。ヘンリー王子、要領が良すぎます。主人公の隣にはモンスターしかいないのに・・・。まあ、空っぽの宝箱イベントにはウルッとさせられたので許しましょう(笑)。 サラボナに再び戻ると富豪ルドマンの一人娘・フローラと遭遇。幼少期の最初に出会ったあの女の子ですね。なかなかグラフィックが整っていて可愛いです。どうやらサラボナではフローラの結婚相手を決めることでお祭り騒ぎになっているようです。結婚相手として認められるためには、ルドマンが試練として提案した炎のリングと水のリングをダンジョンから取ってこなければなりません。主人公は天空の楯を手に入れる目的もあり、フローラの結婚相手に立候補しました。 現在連れている主力モンスターはスライムナイト・モモ・スライム。その間新しい魔物を何匹か仲間にできましたが、今のところこの3匹で十分闘えます。まず炎の洞窟で炎のリングを手にいれ、次にルドマンから借りた船に乗って水のリングの捜索を開始します。その途中閉鎖した水門に出くわしたので、水門を開けてもらうために山奥の村に立ち寄ることになります。そこで・・・。 幼馴染のビアンカとの再会。まさか、こんなところで出会うとは思いませんでした。フローラの件が片付いてからと予想していたので、不意打ち的な再会に感動よりも驚きの方が先に来てしまいました。感極まって抱きついてくるぐらいの涙ポロポロな反応を想像していましたが、ビアンカは主人公が生きていると信じていたと述べます。彼女は想像以上に強い女性でした。 ビアンカを仲間に加えて、水のリングを探す旅を続けます。それにしても主人公の結婚を決める旅に同行するとは・・・、何とも複雑な気分にさせられます。でも久しぶりに人間を仲間に加えた旅なので、自然と会話ボタンを押す回数が増えてしまいます。うぅ〜、会話すればするほどビアンカのいじらしさが伝わってきますね。もっと自由な身の時に再会できれば楽しい会話になったでしょうに・・・、もどかしいです。 水のリングを手に入れ、見事試練を乗り切った主人公。しかしルドマンはビアンカの姿を見て、どちらを結婚相手にするのか決めるよう促します。翌日に返事を聞くということで解散になりますが・・・、もう人生の最大選択を選べと仰るのか!しばらくフローラとビアンカの3人旅を続けてからではダメなのでしょうか・・・。寝付けないのでそれぞれのヒロインの元に向かうと、ビアンカがこれまた健気な発言を・・・。でも同情心だけで彼女を選んだら、そちらの方が彼女を傷つけると思います。次にフローラの元へ向かうと・・・、豪快に寝ていました(笑)。いやはや、図太いというか肝が据わっているというか、当初のイメージを大きくひっくり返してくれるイベントでした。 そして翌日、ルドマンから妻とする方に話しかけるよう促します。主人公の前にはビアンカとフローラの姿。このシーンで約30分ほどストップ。いやあ、これは悩みますね〜。ノベルゲームの選択肢でもこれほど悩むことはめったにありません。でもここで選んだ側とずっと旅を共にすると考えられますから、慎重に選ばないといけません。自分としては一緒に旅をする中で、仲間として頼りになり、会話が楽しそうな方を選びたいところです。そして主人公が選んだのは・・・。 |