消化と吸収について書きましょう。今日は口の中です。

歯で細かく砕かれる事で分子構造を大雑把に切ります。そこに唾液に含まれるアミラーゼという酵素が働きデンプン(糖)を分解します。ここで分解しておかないと胃に負担がかかりますから、良く噛んで唾液と混ぜましょう。

次回は胃です。
さて胃に入った食物はペプシンという酵素で蛋白質を分解します。
このペプシンはペプシノーゲンに塩酸が作用してできます。胃の中では塩酸も分泌されているのです。

胃粘膜はムチンという粘液物質で保護されますが、ストレスや暴飲暴食でバランスを崩すと胃壁が消化されて潰瘍になるという訳です。
さて先週に続いて胃の消化酵素ペプシンの働きを書きます。

ペプシンはタンパク質を消化する酵素です。消化とは吸収しやすい形に分解する事を言います。

タンパク質はアミノ酸が結合したものですが(ペプチド結合)、タンパク質のままでは大きすぎて吸収できないのです。ペプシンによってアミノ酸に変化させるのです。
胃の消化酵素(ペプシン)はタンパク質を溶かしてしまうので胃の中にはムチンと呼ばれる物質が分泌されています。

このムチンのおかげで胃の内膜は消化されずに済んでる訳です。
胃がムカムカする時は納豆やトロロ、トロロ昆布などヌルネバしたものを食べましょう。
そして酸と中和する為にアルカリ食品(梅干・炭酸)を摂りましょう。
さて消化と吸収です。胃の次は十二指腸です。

食べ物が胃から送り込まれてくると十二指腸が肛門のほうに向かってうごめく仕組みになっていて食べ物は1分間に1~2cmの速さで移送されます。
逆方向の動きもあって消化液との混合に役立っています。
十二指腸には膵臓(すいぞう)と胆嚢(たんのう)が、つながっていて、それぞれ膵液と胆汁を分泌しています。

膵液にはアミラーゼ・トリプシン・リパーゼと重炭酸イオンが含まれ胆汁には胆汁酸が含まれます。

実は、ここが消化と吸収における重要な場所なのです。詳しくは次回。
さて先週に続いて十二指腸です。

十二指腸に分泌されている膵液は、なんでも消化できる非常に強い消化液です。糖質を分解するアミラーゼ、タンパク質をトリプシン、脂質を分解するリパーゼが含まれているのです。

急性膵炎になると膵液があふれでて自分の身体を溶かしてしまうのです。
十二指腸における消化の続きです。

胆汁は胆汁酸という物質を含んでいて脂質を分解します。胆汁酸は肝臓で1日に0.6g作られますが消化の時にしか十二指腸への入り口が開かない為、胆のうに貯めて濃縮するのです。

胆のうが無いと胆汁酸が濃縮されない分、脂肪分解の力は落ちますが特別問題ありません。
さて消化と吸収ですが、十二指腸までの部分で消化は殆ど終了します。

ですから虫歯があったり、口内炎があったりで物を良く噛めない、酒の飲みすぎやストレスで胃・十二指腸の粘膜が荒れてると上手に消化できないので、必要な栄養素を充分吸収できない事になります。
十二指腸までで消化されたものは空腸・回腸・結腸で吸収されます。

十二指腸と空腸そして回腸を合わせて小腸と呼んでいます。栄養素のほとんどは、この小腸(主に空腸・回腸)で吸収されます。
さて消化と吸収ですが十二指腸までの消化でアミノ酸などの小さい構造物に分解された食物は、小腸の壁に開いている穴を、ふるいに掛けられるようにすり抜けて肝臓へ向かう血管に入ります。

肝臓では様々な加工処理を施されるのですが、それは次回書きます。