InfoZinepp 蔵元の人々
会津娘 aizumusume 福島県会津若松市 その土地の人がその土地の米と水を使い、 その土地の手法で仕込む『土産土法の酒造り』を目指す 高橋庄作酒造店 高橋 亘さん
会津磐梯山のふもと、猪苗代湖から峠一つ越えるとそこに広が る会津盆地。その中心部会津若松市は、白虎隊や戊辰戦争に象 徴される鶴ヶ城、飯盛山をはじめ、数々の名所、旧跡が残る歴 史と伝統の町。湯けむり情緒たっぷりの東山、芦ノ牧の二つの 温泉地や市内にはたくさんの観光施設、伝統産業である酒の蔵 元、会津塗りや竹細工などの民芸、焼物、会津もめんの製造元 が点在している。そんな市内中心部からはなれ車で15分程の田 園地帯に佇む明治創業の高橋庄作酒造店。清酒 『会津娘』 の 醸造元である。 使用米は自家製栽培の五百万石が中心。蔵をとりまく田園地帯 は会津の重要な穀倉地帯にあり、その地名も「門田町一ノ堰 (もんでんまちいちのせき)」といわれ良質な栽培がなされる。 会津盆地は南北に長方形にひろがっていて博士山、大戸岳、磐 梯山、飯豊連峰などの周囲大小の山々からは数々の支流が扇状 地形に本流の阿賀川(大川)に合流して米づくりに適した肥沃 な地質と豊富な地下水で潤う。また、盆地特有の夏暑く冬寒い 気温の特性があり、零度以下と25度以の日は年間それぞれ百 日を越えるといわれ、このように恵まれた気候風土のもとで、 愛しの”会津娘”が育まれる。
飾らない旨さとコク”会津娘”の美しさ。
蔵兼住まいは何ともノスタルジー。柱一本に 歳月を感じます。まるで、市川昆監督映画の ワンシーンの様です
甘くやさしい香りが漂う貯蔵室。 なにか神秘的な空間です。
手造りならではの数々の道具 マニア必見です。
「うまいそばなら」南会津の大内宿 会津の名物のひとつとして蕎麦はかかせない。「うまいそばなら」とのことで、会津娘の高橋亘さんの紹介で、 南会津の大内宿に立ち寄った。大内宿は会津若松より帰路車にてノロノロと四十分程南下。下野今市を結ぶ街道に つくられた山間部の宿場。「国重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており、茅葺・寄棟造・本陣などの 主屋が妻面を街道に向け、一定間隔をもって規則的に建ち並び、この地方の宿場の典型的な形態をよく 残している。かつて中央にあった水路は、今もなお街道両側を豊かな水量で流れその水で 冷やされたビール、もぎたてトマトなど足留めをくらいまたイワナの塩焼きの香りもまた食欲をそそる。 軒先きで蕎麦を打つおばちゃん?(ごめんなさい)。見ていると手際さすがなんともお見事。僅か10分たらずで 打ち終えてしまう。さっそく蕎麦を注文。ついで??にお酒も。おつまみはこれまた会津かくれた 名産「ニシンの山椒漬け」待つ事数分、蕎麦のおでまし。田舎蕎麦のわりには艶 があり輝いている。豊かな蕎麦香りが口いっぱい広がるりなんとも心地よいうまさ。 「うまい酒にうまい蕎麦」 ふところ深い会津を語るにはまだ入門編なのかもしれない。